「休み時間のトラブルにどう対応したらいいんだろう…」「給食の時間になると、いつも同じことで困ってしまう…」
特別支援学級では、授業中だけでなく、休み時間・給食・友達との関わりといった日常生活そのものが大切な学びの場になります。
一方で、「SSTをしたいけれど教材を作る時間がない」「絵を見ながら子どもと一緒に考えられるプリントがほしい」と感じる先生も多いのではないでしょうか。
この記事では、学校生活の過ごし方をテーマにしたSSTワークシート4枚を紹介します。すべて無料でダウンロードでき、印刷して自立活動や個別指導ですぐに使えます。
日常の具体的な場面を題材にすることで、子どもたちは自分の行動を振り返る力、相手の気持ちを考える力、自分に合った行動を選ぶ力を学んでいきます。
こんな先生におすすめです
- 自立活動で学校生活の過ごし方を扱いたい
- SST教材を一から作る時間を減らしたい
- イラストを見ながら子どもと話し合いたい
- 休み時間や給食でのトラブルへの支援に悩んでいる
📝 無料ワークの次に使える教材を探している先生へ
ラミネート&マジックテープ式SSTワーク
感情の整理、場面判断、コミュニケーションなどについて、カードを選んで貼りながら考えられるSST教材です。
書くことへの負担が大きい子や、選択肢がある方が考えやすい子にも取り組みやすく、この記事で紹介する無料ワークから次の活動へ発展させたいときにも活用できます。
※この教材は支援級パックにも収録されています。最新の収録内容・利用条件は販売ページでご確認ください。
ほかのSSTワークや絵カードはこちらも参考にしてください👇
📬 LINE登録限定|自立活動の所見文例PDFを無料配信中
自立活動やSSTの実践アイデア、無料教材をLINEでも紹介しています。
登録いただいた方には、自立活動の所見文例をまとめたPDFを無料でお届けしています。
LINEに登録したあと、メッセージで「自立所見」と送ってください。
▼ LINEで無料特典を受け取る ▼
自立活動の実践をまとめて学びたい先生へ
自立活動では、「次は何をしよう?」と毎回活動を考えることに時間がかかります。
そこで、書籍『明日から使える!先生のための自立活動・SST実践集』と、授業で使える教材を組み合わせたセットも用意しています。
書籍で活動のねらいや進め方を確認し、付属する教材を使って実際の授業につなげられる構成です。
「自立活動の活動例を増やしたい」「教材準備の時間を減らしたい」という先生は参考にしてください。
ワーク1|短い休み時間、どう過ごす?
授業と授業の間の短い休み時間。
トイレに行く、水分補給をする、次の授業の準備をする、少し友達と話すなど、短い時間の中でもやることはいくつもあります。
一方で、遊びに夢中になりすぎて準備が遅れたり、チャイムが鳴っても気持ちを切り替えられなかったりする子もいます。
このワークでは、短い休み時間に何をするとよいのか、自分は普段どのように過ごしているのかをイラストを見ながら考えます。
例えば、次のような問いかけができます。
- 短い休み時間には、何をしておくといいかな?
- 次の授業までに準備しておきたいことは何かな?
- 普段の自分はどうしているかな?
付属の「気持ちの切りかえ」に関する活動も使いながら、深呼吸など次の活動へ移るための自分なりの方法を考えることもできます。
関連記事
ワーク2|昼休みを気持ちよく過ごすには?
昼休みは時間が長い分、友達と関わる機会も増えます。
一方で、遊びのルール、場所の使い方、友達への声のかけ方などからトラブルが起こることもあります。
このワークでは、イラストを見ながら「みんなが気持ちよく昼休みを過ごすためにはどうしたらよいか」を考えます。
例えば、次のような問いを使えます。
- 楽しそうに過ごしている人は誰かな?
- 困っていそうな人はいないかな?
- 声をかけるなら、何と言えばよいかな?
- 自分は昼休みにどんなことをしたいかな?
- 学校の中で安心して過ごせる場所はどこかな?
「正しい行動を当てる」だけで終わらせず、どうしてそう思ったのか、相手にどう伝えるのかまで話し合うことがポイントです。
実際に校内を歩いて、「自分が落ち着いて過ごせる場所」を探す活動へ発展させてもよいでしょう。
関連記事
ワーク3|給食タイムのマナーと思いやりを考えよう
給食は、食事だけでなく、準備・片付け・友達との会話など、多くの対人場面が含まれる時間です。
そのため、ちょっとした行動や言葉がトラブルにつながることもあります。
このワークでは、みんなが気持ちよく食事をするための行動や言葉を、イラストを見ながら考えます。
例えば、次のような問いかけができます。
- 気持ちよく食べている人はどの人かな?
- 気になる行動をしている人はいないかな?
- 声をかけるなら、どんな言い方がいいかな?
- 自分が給食で気をつけていることは何かな?
「ダメな行動を探す」ことだけに偏らず、自分や友達ができている行動にも目を向けることをおすすめします。
「静かに配膳できた」「ありがとうと言えた」など、できていることを具体的に確認することで、次の行動につなげやすくなります。
関連記事
ワーク4|昼休みの行動をイラストから考えよう
4枚目も、昼休みなど学校生活の具体的な場面を見ながら、自分ならどうするかを考えるワークです。
同じ「昼休み」という場面でも、子どもによって困りごとは異なります。
- 遊びへ入りたいけれど声をかけられない
- 友達との距離の取り方が難しい
- 遊びを終えて教室へ戻ることが難しい
- 一人で何をして過ごせばよいか分からない
ワークを答え合わせのように使うのではなく、「自分の場合はどうかな?」と本人の学校生活へ結びつけていくことが大切です。
気持ちが大きくなったときの対応まで準備したい先生へ
癇癪・パニック完全対応パック
学校生活の中で感情が大きくなりやすい子への支援について、予防→発生時の対応→振り返り→長期的な支援まで一連の流れで考えられる教材です。
気持ちを伝えるためのカードや、教師が対応を整理するための資料などを使いながら、日常場面での支援を組み立てられます。
※最新の収録内容・利用条件は販売ページでご確認ください。
SSTワーク活用のコツ|「正解」を教えるだけで終わらせない
ワークシートを使うときに大切なのは、子どもが選んだ答えだけを見るのではなく、「どうしてそう思ったの?」と考えを引き出すことです。
例えば、次のような問いかけが使えます。
- 「どうして、その行動が気になったの?」
行動の理由や、その行動によって誰が困るのかまで考えます。 - 「どんな言い方なら伝わりやすいかな?」
相手を責める言い方ではなく、相手に伝わる表現を一緒に考えます。 - 「前に同じようなことがあった?」
ワークの場面と本人の実体験を結びつけます。 - 「次に同じことがあったら、どうしてみる?」
学んだことを次の学校生活へつなげます。
子どもの発言の中に「それいいね」と思える考えがあったら、黒板やホワイトボードに残しておくのもおすすめです。
それが学級の合言葉や、生活の中で困ったときに思い出す言葉になることもあります。
自立活動で「めあて→活動→振り返り」をどう組み立てるかはこちら👇
📦 SST・自立活動の教材をまとめて準備したい先生へ
支援級パック(自立活動・SST教材フルパック)
SST、感情理解、自己理解、コミュニケーション、アンガーマネジメント、行動の振り返りなど、特別支援学級で使いやすい教材をまとめています。
「無料プリントだけでなく、年間を通して使える教材の引き出しを増やしたい」「毎回ゼロから教材を作る時間を減らしたい」という先生にも活用しやすい教材パックです。
※最新の収録内容・利用条件は販売ページでご確認ください。
無料SSTワークシート4枚をダウンロード
今回紹介したワークシートは、以下からPDFで無料ダウンロードできます。
印刷して、自立活動・SST・個別指導などでご活用ください。
まとめ|学校生活そのものをSSTの教材にする
今回紹介した4枚のワークは、すべて子どもたちが毎日経験する学校生活をテーマにしています。
休み時間や給食で困ったことがあったとき、その場で注意して終わるだけではなく、落ち着いた時間に具体的な場面を振り返ることで、次の行動を一緒に考えることができます。
- 自分の行動に気づく
- 相手の立場を考える
- 自分に合った方法を選ぶ
- 相手に伝わる言葉を考える
- 学んだことを次の生活場面で試す
SSTのために特別な場面を作らなくても、普段の学校生活にはSSTの題材がたくさんあります。
「この子は何に困っているのだろう?」という視点から、必要な場面を選んで活用してみてください。
無料ワークから、さらに活動を広げたい先生へ
ラミネート&マジックテープ式SSTワーク
カードを選んで貼りながら、感情理解・場面判断・コミュニケーションなどを学べるSST教材です。
無料ワークが使いやすかった子に、別の場面でも繰り返しSSTを行いたいときに活用できます。
※この教材は支援級パックにも収録されています。最新の収録内容・利用条件は販売ページでご確認ください。
さらに、自立活動・SSTの教材をまとめて探したい方は、教材一覧ページもご活用ください。
📖 参考資料
自立活動の目標や内容、6区分の考え方については、文部科学省「特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編」で確認できます。
▶ 特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編(文部科学省)









コメント