ふわふわ言葉・ちくちく言葉の一覧|無料プリント3枚と言い換え例

自立活動•SST

「ふわふわ言葉には、どんな言葉がある?」「ちくちく言葉を、どう言い換えればいい?」

小学校の授業や家庭で言葉遣いについて話すとき、具体的な言葉の例や、場面を見ながら考えられる教材があると取り組みやすくなります。

ただ、「優しい言葉を使おう」と伝えるだけでは、友達とぶつかった場面で何と言えばよいか分からない子もいます。

大切なのは、「自分は何を伝えたいのか」「どんな言葉や方法なら伝えられそうか」を、具体的な場面で考えることです。

この記事では、ふわふわ言葉・にこにこ言葉の一覧30例、ちくちく言葉の言い換え例、小学生や特別支援学級のSSTで使える無料プリント3枚を紹介します。

「言葉を選ぶ」「場面に合わせて言い換える」「日常で使ってみる」という流れで、授業や家庭での関わりに取り入れてください。

※この記事には、筆者が制作した有料教材の案内が含まれます。無料プリント3枚は、有料教材の購入や会員登録なしでダウンロードできます。

この記事で分かること

  • ふわふわ言葉・にこにこ言葉の一覧30例
  • ちくちく言葉を、自分の希望が伝わる言葉に変える例
  • 無料プリント3枚のダウンロードと使い方
  • 指差し・選択肢・言葉カードを使った支援の工夫
  • 「いや」「やめて」「助けて」も大切にする教え方

無料プリント3枚のダウンロードへ進む

  1. ふわふわ言葉・にこにこ言葉の一覧30例
  2. 【無料ダウンロード】ふわふわ言葉・ちくちく言葉のプリント3枚
  3. ふわふわ言葉・ちくちく言葉とは?
  4. ちくちく言葉の一覧と言い換え例
  5. 無料教材①|言葉を選び、友達への声かけを考える
    1. 前半:10個の言葉から、自分がどう感じるかを考える
    2. 後半:泣いている友達・疲れている友達への声かけ
  6. 無料教材②|イラストを見て、伝えたいことを言い換える
    1. 「何を伝えたい?」から始める
    2. 選択肢のどちらを使ってもよい
    3. 相手の返事に合わせて、次の方法も考える
  7. 無料教材③|日常で使う言葉カード8枚
    1. 必要なカードを少数選び、使う場所に置く
    2. カードで伝えたことに、大人が応じる
  8. 無料プリントを使った15分のSST活動例
  9. 「いや」「やめて」「助けて」も大切な言葉
  10. 特別支援学級で取り組みやすくする工夫
  11. 言葉カードや掲示物を、生活の中で使うには?
  12. 言葉の学習を広げたい方へ|関連する無料プリントとSST教材
  13. ふわふわ言葉・ちくちく言葉についてよくある質問
    1. ふわふわ言葉・にこにこ言葉・ぽかぽか言葉は違いますか?
    2. 無料プリント3枚は、どの順番で使えばよいですか?
    3. 選択肢を複数選んでもよいですか?
    4. 言われて嫌な言葉のランキングはありますか?
    5. 「がんばって」「だいじょうぶ」は、ふわふわ言葉ですか?
    6. 友達を「ちくちく言葉を言った」と責めるようになりました
    7. 言い換えを知っているのに、実際には使えません
  14. まとめ|一つの場面で使える言葉から増やそう
    1. 参考資料

ふわふわ言葉・にこにこ言葉の一覧30例

ふわふわ言葉を、使う場面ごとにまとめました。子どもにとって分かりやすく、言いやすい表現から選んでください。

使う場面言葉の例
感謝を伝える①ありがとう
②助かったよ
③教えてくれてありがとう
④一緒に運んでくれてうれしい
⑤待っていてくれてありがとう
友達を誘う・仲間に入る⑥一緒に遊ばない?
⑦仲間に入れてもらえる?
⑧次から一緒にやってもいい?
⑨どちらの遊びにする?
⑩よかったら一緒に作ろう
相手を気遣う⑪何か手伝える?
⑫先生を呼ぼうか?
⑬少し休む?
⑭一緒に考えようか?
⑮話したくなったら聞くよ
よさや喜びを伝える⑯その工夫、いいね
⑰その色の組み合わせが好き
⑱一緒にできて楽しかった
⑲できたね
⑳最後まで考えていたね
違う考えも大切にする㉑そういう考えもあるね
㉒私はこう思ったよ
㉓もう少し詳しく聞いてもいい?
㉔どちらの方法も試してみようか?
㉕教えてくれて分かったよ
相手の希望やペースを尊重する㉖今、話しかけてもいい?
㉗見ているだけでもいいよ
㉘今は難しいんだね
㉙分かった。また今度ね
㉚自分で選んでいいよ

これらは、使い方を考えるための例です。同じ言葉でも、場面や言い方、相手との関係によって受け取り方は変わります。

例えば「できたね」も、一緒に喜んでほしいときにはうれしい一方、みんなの前で注目されるのが苦手な子には負担になる場合があります。「この言葉なら必ずうれしい」と決め付けず、相手の希望も確かめましょう。

【無料ダウンロード】ふわふわ言葉・ちくちく言葉のプリント3枚

言葉を選ぶ導入から、場面に合わせた言い換え、日常生活での意思表示まで取り組めるよう、3種類の教材を用意しました。すべてA4・各1枚のPDFです。

教材①では「ぽかぽかことば」という呼び方を使っています。この記事では、「ふわふわ言葉」「にこにこ言葉」と同じように、相手への気遣いや安心につながる言葉を考えるための表現として扱います。

無料教材内容こんなときに
①ぽかぽかことば・ちくちくことば10個の言葉から選ぶ問題と、イラスト2場面の声かけ言葉を言われたときの気持ちや、友達への声かけを考えたい
②言い換えプリント〈イラスト入り〉借りたい・順番を知りたい・声を小さくしてほしい、の3場面自分の希望を、相手に伝わる言葉で表したい
③日常で使う言葉カード頼む・断る・休む・助けを求める言葉など8枚その場で言葉が出にくいときに、指差しや手渡しで伝えたい

① 言葉を選ぶ・声かけを考えるプリントを開く(PDF)

② イラスト入り言い換えプリントを開く(PDF)

③ 日常で使う言葉カードを開く(PDF)

必要な1枚から使えます。①〜③を順番にすべて終える必要はありません。読む・書くことが難しい場合は、大人が読み上げる、指差しで選ぶ、代筆するなどの方法に変えてください。

ふわふわ言葉・ちくちく言葉とは?

「ふわふわ言葉」は、感謝や思いやりを伝え、相手が安心したり、うれしく感じたりする言葉を考えるときに使われる呼び方です。学校や教材によって「にこにこ言葉」「ぽかぽか言葉」などと呼ぶこともあります。

一方、「ちくちく言葉」は、相手を傷つけたり、不安にさせたりする言い方について考えるときに使われます。

授業では、言葉を二つに分類することに加えて、「自分は何を伝えたかった?」「相手にはどう伝わった?」「別の言い方はある?」と具体的な場面につなげます。

「ありがとう」のような短い言葉も、「一緒に片付けてくれてありがとう」と場面を添えると、何がうれしかったのかが具体的に伝わります。

ちくちく言葉の一覧と言い換え例

強い言葉が出たときは、本人が伝えたかったことを確かめます。以下は、背景として考えられることと言い換えの例です。

出てしまった言葉確かめたいこと言い換えの例
「遅い!」待ち時間が分からず困っている?「あとどのくらいかかる?」
「うるさい!」音がつらい? 声を小さくしてほしい?「少し声を小さくしてほしい」
「どいて!」通りたい? その場所を使いたい?「ここを通りたいから、少し空けてね」
「貸せ!」道具を使いたい? 順番を知りたい?「終わったら貸してもらえる?」
「下手だな」手伝いたい? 違う方法を伝えたい?「こんなやり方もあるよ。聞いてみる?」
「もう知らない!」疲れた? 一度話すのをやめたい?「今は話すのが難しい。少し休みたい」
「ずるい!」順番やルールに納得できていない?「順番をもう一度確認したい」
「そんなの変だよ」自分とは違う考えに戸惑っている?「私は違う考えだったよ。どうしてそう思ったの?」
「お前のせいだ!」うまくいかなかったことを整理したい?「何があったのか、一緒に確認したい」
「ばか!」何に腹が立った? 何をやめてほしい?「勝手に取られて嫌だった。返してほしい」など、実際の出来事に合わせて伝える

この表で、本人の気持ちを決め付ける必要はありません。同じ「うるさい」でも、音の負担、疲れ、怒りなど、背景はさまざまです。

例えば、声の大きさがつらい場合には、言い換えを練習するとともに、周囲の声量や座席、過ごす場所も調整します。言葉を変える支援と、困りごとそのものを減らす支援を一緒に考えましょう。

無料教材①|言葉を選び、友達への声かけを考える

「ぽかぽかことば・ちくちくことば」のプリントは、言葉を言われたときの気持ちを考える導入と、場面に合う声かけを考える活動をまとめた1枚です。

前半:10個の言葉から、自分がどう感じるかを考える

「すごいね」「ありがとう」「どうしたの」など10個の言葉を見て、自分の心があたたかくなる言葉、しょんぼりする言葉を一つずつ選びます。

プリントには番号で答える欄があります。書くことが難しい子は、選んだ言葉を指差したり、大人に番号を書いてもらったりして構いません。

「がんばってるね」「だいじょうぶだよ」なども、場面によっては負担になることがあります。大人の想定と違う答えが出たときは、すぐに直さず、「どんなときに言われたら、そう感じる?」と必要に応じて確かめます。

理由を説明することが難しい場合は、無理に聞き出す必要はありません。「迷う」「分からない」という答えも受け止めましょう。

後半:泣いている友達・疲れている友達への声かけ

イラストを使い、次の2場面で何と声をかけるか考えます。

  • 場面①:友達が泣いている。理由はまだ分からない。
  • 場面②:体操の後、友達が疲れて座っている。

答える立場は、友達に声をかける子です。各場面に二つの選択肢と、自分で考えた言葉を書く欄があります。

例えば、泣いている理由が分からない場面では、「どうしたの?」と確かめる方法や、「先生を呼ぼうか?」と助けを提案する方法があります。両方を選んでも、別の言葉を考えても構いません。

疲れている友達への声かけでは、「少し休む?」「そばにいようか?」と、相手の希望を確かめる関わり方を扱えます。声をかけた後に、相手の返事を聞くことも一緒に確認しましょう。

①「ぽかぽかことば・ちくちくことば」をダウンロードする(PDF)

無料教材②|イラストを見て、伝えたいことを言い換える

言い換えプリントは、自分が伝えたい内容を確かめてから、使えそうな言葉を選ぶ構成です。

答える立場は、3場面とも「オレンジの服の子」です。イラストと文章を一緒に確認してから取り組んでください。

場面伝えたいこと選択肢の例
友達が使っている色鉛筆を借りたい色鉛筆を借りたい「終わったら貸してもらえる?」「あとどのくらい使う?」
友達の次に、のりを使ういつ使えるか知りたい「あとどのくらいかかる?」「終わったら教えてね」
友達の声が大きく、つらい声を小さくしてほしい「少し声を小さくしてほしい」「小さな声で話してもらえる?」

「何を伝えたい?」から始める

「貸せ!」「遅い!」「うるさい!」という言葉が出そうな場面を示しています。そこで、大人が「優しく言って」と求める前に、プリントの「つたえたいこと」を一緒に読みます。

言葉の形だけを直すより、「借りたいんだね」「いつ使えるか知りたいんだね」と、本人の用事を確認してから伝え方を選ぶと、活動の目的を共有しやすくなります。

選択肢のどちらを使ってもよい

各場面の二つの選択肢は、正解と不正解を一つずつ置いたものではありません。どちらも使える表現として示しています。

本人が言いやすい方を選んだり、両方に丸を付けたり、自分の言葉を書いたりできます。「貸して」「小さな声でお願い」など、意味が伝わる短い表現でも構いません。

相手の返事に合わせて、次の方法も考える

プリントで言葉を選べたら、大人と短いやり取りを試すこともできます。

例えば「終わったら貸してもらえる?」に対して、大人が「まだ使っているよ」と答えます。その後に、「分かった。終わったら教えてね」と待つ、別の道具を使う、大人に相談するなどの方法を考えます。

丁寧に頼めば必ず希望がかなう、という学習にしないことがポイントです。相手にも事情や希望があることを、具体的なやり取りで扱いましょう。

②「イラスト入り言い換えプリント」をダウンロードする(PDF)

無料教材③|日常で使う言葉カード8枚

学習場面では言葉を選べても、実際に困ったときには言葉が出てこないことがあります。日常で使う言葉カードは、そんなときに指差しや手渡しでも意思を伝えられるようにした教材です。

伝えたいことカードの言葉
借りたいかして ください
助けてほしいてつだって ください
やめてほしいやめて ください
休みたいすこし やすみたいです
もう一度聞きたいもういちど おしえてください
場所を変えたいしずかな ばしょに いきたいです
断りたいいまは かせません
お礼を伝えたいありがとう

必要なカードを少数選び、使う場所に置く

点線に沿って切り取り、本人に必要なカードを選びます。最初から8枚すべてを覚える必要はありません。

  • 共同の道具の近くに「かして ください」。
  • 学習机に「てつだって ください」「もういちど おしえてください」。
  • 本人の手元に「すこし やすみたいです」「しずかな ばしょに いきたいです」。

本人と一緒に、「どこにあると使いやすいか」「どの言葉が必要か」を確かめます。文字を読むことが難しい場合は、一枚ずつ意味と使い方を共有し、実物の場所や行動とも結び付けてください。

カードで伝えたことに、大人が応じる

本人が「すこし やすみたいです」のカードを選んだら、「休みたいんだね。ここで休む? 静かな場所に行く?」など、内容を確認して対応します。

カードを出せたことだけで終わらず、本人が必要としている助けや環境の調整につなげることが大切です。

希望にすぐ応じられない場合も、理由や代わりの方法を、本人に分かる形で伝えます。カードを渡した後に、同じ言葉を声に出すことを必須にする必要はありません。

③「日常で使う言葉カード」をダウンロードする(PDF)

無料プリントを使った15分のSST活動例

ここでは、教材②の「色鉛筆を借りたい」場面と、教材③の「かして ください」を使う活動例を紹介します。時間や参加方法は、子どもの実態に合わせて変えてください。

時間の目安活動大人の関わり
約2分絵と場面文を確認する「あなたはオレンジの服の子」と、答える立場を共有する
約3分伝えたいことを確かめる「色鉛筆を借りたい」を、実物も使って確認する
約4分言葉や伝え方を選ぶ選択肢、自由回答、言葉カードから、本人に合う方法を選ぶ
約3分短いやり取りを試す貸してもらえる場合と、待つ場合を大人と試す
約3分使う場面を決める「次の図工で使う」など、日常の一場面につなげる

実物の色鉛筆を使うと、「使っている人」「借りたい人」「借りたい物」の関係を確認しやすくなります。大人が先に見本を示しても構いません。

練習は、教師と一対一で試す、人形に言わせる、カードを渡す、見学するなどの方法を選べるようにします。みんなの前での発表を必須にする必要はありません。

振り返りでは、「正しい文を言えたか」だけでなく、「使いたい物を示せた」「カードで頼めた」「相手の返事を聞いて別の方法を選べた」など、本人の目標に沿った姿を見取ります。

目標設定や評価の考え方は、自立活動の「めあて」と「振り返り」の設定方法も参考にしてください。

「いや」「やめて」「助けて」も大切な言葉

ふわふわ言葉を教えるときは、自分の希望を伝えたり、嫌なことを断ったりしてよいことも一緒に伝えます。

「相手が嫌な気持ちになることは言ってはいけない」とだけ教えると、断ることまで我慢してしまう子がいるかもしれません。

  • 「それはいやです」
  • 「触らないでください」
  • 「今は貸せません」
  • 「今日は一人で過ごしたいです」
  • 「先生、助けてください」

危険なことや嫌なことをされた場面では、安全を確保することを優先します。「やめて」と伝える、離れる、大人を呼ぶなどの方法を確認しておきましょう。丁寧な語尾が使えるまで、助けを待たせる必要はありません。

反対に、友達から断られたときには、「分かった」「また今度ね」と受け止める表現も扱います。誘う側と断る側の、どちらの希望も大切にできる学習にします。

特別支援学級で取り組みやすくする工夫

同じ教材を使っても、読む量や話すことへの負担は一人ひとり異なります。活動の目的に合わせて、使う範囲と回答方法を調整しましょう。

困りやすいこと調整の例
文字が多いと選べない一場面だけ扱い、大人が読み上げる。必要な部分だけを見せる
場面を想像しにくいイラストと場面文を確認し、色鉛筆やのりなどの実物も使う
どの立場で答えるか分からない絵を指しながら「あなたはこの子」と、話す人・相手・用事を確認する
書くことが負担になる丸、番号、指差し、口頭、代筆で答える
自分の気持ちが言葉にならない気持ちのカードから選ぶ。「分からない」も選べるようにする
学習した言葉が実際の場面で出ない本人が使いたい言葉カードを、手元や使う場所に置く
怒りが強くなっているその場で言い直しを重ねず、落ち着ける条件を整えてから振り返る

気持ちを選ぶ手がかりが必要な場合は、感情カード×場面カードを使ったSSTの進め方も参考にしてください。

自立活動として取り組む場合は、子どもの実態や学習上・生活上の困難から指導目標を設定し、6区分27項目から必要な項目を選んで関連付けます。プリントごとに、区分や目標が一つに固定されるわけではありません。

参考:文部科学省「特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編」

言葉カードや掲示物を、生活の中で使うには?

教室に掲示する場合は、必要な場面で見つけて使えることを大切にします。

  • 使う場面を添える:「借りたいとき」「困ったとき」など、用途と結び付ける。
  • 少数から始める:今よく使う言葉を二〜三つ選ぶ。
  • 本人が見つけやすい場所に置く:共同の道具の近くや、本人の手元に用意する。
  • 実際に使って確かめる:見える位置、文字の大きさ、カードの持ちやすさを調整する。

使えたときは、「『手伝って』と教えてくれたから、一緒にできたね」と、伝えたことがどう役立ったかを返します。

本人の失敗を名前付きで掲示したり、使えた回数で子ども同士を順位付けしたりする必要はありません。本人が「これなら伝えられる」と感じられる方法を、一緒に探していきましょう。

言葉の学習を広げたい方へ|関連する無料プリントとSST教材

今回の3枚では、言葉を選ぶ、場面に合わせて言い換える、日常で意思を伝える活動に取り組めます。

「自分の気持ちを選ぶところから始めたい」「学校生活のほかの困りごとも扱いたい」ときは、次の教材もつなげやすいです。

自立活動・SSTを継続して組み立てたい先生へ

今回の無料教材を使い、ほかの場面やテーマにも活動を広げたい方には、筆者制作の「自立活動・SST教材フルパック」もご案内しています。

無料教材で子どもの反応や取り組みやすさを確かめたうえで、次に扱いたい内容が含まれているか、販売ページの内容・サンプル・利用条件をご確認ください。

自立活動・SST教材フルパックの内容を確認する

ふわふわ言葉・ちくちく言葉についてよくある質問

ふわふわ言葉・にこにこ言葉・ぽかぽか言葉は違いますか?

どれも、相手への思いやりや、安心につながる言葉について考えるときに使われる呼び方です。学校や教材によって使い方が異なるため、具体例と一緒に意味を共有すると分かりやすくなります。

この記事では「ふわふわ言葉」を中心に使い、教材①では「ぽかぽかことば」と表記しています。

無料プリント3枚は、どの順番で使えばよいですか?

導入から取り組むなら、①言葉と気持ちを考える、②場面に合わせて言い換える、③日常でカードを使う、という流れが一例です。

ただし、すべてを順番に終える必要はありません。今すぐ「休みたい」を伝える手段が必要なら、③のカードから始めることもできます。

選択肢を複数選んでもよいですか?

構いません。場面に合う言葉が複数あることもあります。どちらか一つに絞ることより、本人が使えそうな伝え方を見つけることを大切にしてください。

言われて嫌な言葉のランキングはありますか?

調査によるランキングを紹介する場合は、対象者、人数、質問内容、調査時期などの確認が必要です。この記事では、独自の順位を子ども全体のランキングとして示していません。

授業では「自分はどう感じるか」「相手は違う受け取り方をするかもしれない」と考える方法があります。嫌だった経験を、みんなの前で話すことを求める必要もありません。

「がんばって」「だいじょうぶ」は、ふわふわ言葉ですか?

応援や安心につながる場合も、負担になる場合もあります。相手の状況に合わせて「何か手伝える?」「少し休む?」など、別の声かけも選べるとよいでしょう。

友達を「ちくちく言葉を言った」と責めるようになりました

言葉の判定だけで終わらず、「何があったか」「自分はどう感じたか」「どうしてほしいか」を確かめます。

例えば、「その言い方は嫌だった。やめてほしい」と伝える方法を一緒に考えられます。ただし、傷つける言動が続く場合は、被害を受けた子の伝え方だけに課題を置かず、大人が状況を確認して対応します。

言い換えを知っているのに、実際には使えません

落ち着いた学習場面で選べることと、気持ちが大きく動いた場面で使えることには違いがあります。言葉カードを手元に置く、大人が短く手がかりを示す、負担の少ない場面で試すなど、実際に使うための支援を考えます。

同時に、課題の難しさ、待ち時間、音など、強い言葉が出る前の条件も見直してみてください。

まとめ|一つの場面で使える言葉から増やそう

ふわふわ言葉・ちくちく言葉の学習では、一覧を手がかりに、自分の気持ちや希望を伝える方法を具体的に考えます。

  • 使う場面と一緒に言葉を選ぶ。
  • 同じ言葉でも、感じ方は人によって違うと知る。
  • 断る言葉や、助けを求める言葉も大切にする。
  • 指差しやカードなど、本人に使いやすい伝え方を用意する。
  • 言い方と一緒に、周囲の関わりや環境も見直す。

まずは「借りたいとき」「休みたいとき」「手伝ってほしいとき」など、本人がよく出会う場面を一つ選んでみてください。

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自分の気持ちを伝える言葉と、相手の希望を確かめる言葉。その両方を、日常生活で使える形で少しずつ増やしていきましょう。

参考資料

自立活動の目標・内容の設定について、以下の資料を参考にしています。本文の言葉一覧、言い換え、活動例は、本記事で提案する例です。

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