カタカナの拗音・促音・長音プリント【無料PDF】小さい「ッ・ャュョ」と「ー」を楽しく練習
「サッカーの『ッ』が抜けてしまう」
「シャツを『シヤツ』と書いてしまう」
「ケーキの『ー』をどこに入れるのか分からない」
カタカナの基本的な文字は少しずつ読めるようになってきても、小さい「ッ・ャ・ュ・ョ」や、のばす音「ー」になると急に難しくなる子がいます。
こうした文字を何度も書いて練習する方法もありますが、書くことへの負担が大きい子の場合は、まず「聞く・選ぶ・貼る」活動から始める方法もあります。
そこで今回は、カタカナの拗音・促音・長音を、カードを使いながら練習できる無料プリントを作りました。
この記事でわかること
・拗音・促音・長音の無料練習プリント
・小さい「ッ」の教え方
・小さい「ャ・ュ・ョ」の教え方
・長音「ー」の教え方
・書く前にできる「選ぶ・貼る」練習
・間違えたときの声かけ
・子どもの実態に合わせた難易度調整
- カタカナの拗音・促音・長音プリントを無料でダウンロード
- カタカナの「促音・拗音・長音」とは?
- なぜ小さい「ッ・ャ・ュ・ョ」や「ー」でつまずくの?
- いきなり書く前に「聞く・選ぶ・貼る」練習から始めよう
- 小さい「ッ」の教え方|促音の練習
- 小さい「ャ・ュ・ョ」の教え方|拗音の練習
- 長音「ー」の教え方|のばす音の練習
- 間違えたときは「違うよ」の前にヒントを一段ずつ
- 「2択ならできた」も立派な成長
- 家庭では身近なカタカナから探してみよう
- 無料カタカナカードと組み合わせても使えます
- カタカナ全体がまだ難しい場合は、基本のマッチングから
- もっと段階的に練習したい方へ|完全版は全136ページ
- カタカナ学習に使える無料教材を目的別に選ぶ
- よくある質問
- まとめ|「書けない」の前に「選べる」を作ってみよう
カタカナの拗音・促音・長音プリントを無料でダウンロード
まずは実際に使ってみたい方へ、全8ページの無料PDFを用意しました。

このプリントでは、文字を書き込むだけではなく、最後のページにあるカードを切り取り、空いているマスに「選んで・置いて・貼る」活動ができます。
| ページ | 内容 |
|---|---|
| P1 | 表紙・拗音/促音/長音の紹介 |
| P2〜3 | 長音「ー」の練習 |
| P4〜5 | 小さい「ッ」の練習 |
| P6〜7 | 小さい「ャ・ュ・ョ」の練習 |
| P8 | 切り取りカード |
印刷設定は「A4横・実際のサイズ(100%)」がおすすめです。
P8のカードは必要に応じて複数枚印刷して使ってください。
カタカナの「促音・拗音・長音」とは?
まず、大人が言葉の意味を簡単に整理しておきましょう。
促音|小さい「ッ」
促音は、小さい「ッ」を使う表記です。
例えば、
ニット
バッグ
サッカー
ポケット
コップ
チケット
マット
ベッド
などです。
発音するときには、後ろの音へ進む前に一瞬つまるようなところがあります。
拗音|小さい「ャ・ュ・ョ」
拗音では、小さい「ャ・ュ・ョ」を使います。
例えば、
チャイム
シャツ
ジュース
チョコ
チャーハン
シュート
ショップ
リュック
などです。
「シ+ヤ」と一文字ずつ読むのではなく、「シャ」など一つのまとまりとして聞いたり読んだりすることがポイントになります。
長音|のばす音「ー」
カタカナ語では、音をのばすときに「ー」を使うことがよくあります。
例えば、
ケーキ
ノート
ジュース
チーズ
ヒーター
スープ
メール
ゲーム
などです。
声に出してみて、「音がのびているところはどこかな?」と気づくことから始めます。
なぜ小さい「ッ・ャ・ュ・ョ」や「ー」でつまずくの?
「普通のカタカナは読めるのに、特殊な文字だけ間違える」ことがあります。
そこには、いくつかの難しさが重なっている場合があります。
① 大きい文字と小さい文字を見分ける必要がある
例えば、
ツ と ッ
ヤ と ャ
は同じ形でも大きさが違います。
文字そのものを覚えるだけでなく、「小さく書かれている」ことにも注目する必要があります。
② どこに入るのか考える必要がある
「サッカー」ということばを知っていても、
「どこに『ッ』が入る?」
と聞かれると迷う子もいます。
ことばを聞き、音に注目し、それを文字の位置と結びつける必要があるからです。
ことばの音を捉えること自体が難しい場合は
文字の練習だけでなく、ことばを音に分ける、最初の音を探す、音の数を数えるなどの遊びから取り組む方法もあります。
→ 音韻意識を育てる遊び10選|頭文字探し・音分けの方法を見る③ 「分かる」と「書ける」は同じではない
ここは特に大切にしたいところです。
子どもが「ここに小さい『ッ』が入る」と分かっていても、自分で文字を書く課題になると止まってしまうことがあります。
その場合、促音を理解していないのではなく、書くことの負担が大きい可能性もあります。
「書けない=分かっていない」と決めつけず、カードなら選べるかも確認してみましょう。
いきなり書く前に「聞く・選ぶ・貼る」練習から始めよう
今回の無料プリントでは、最初から小さい文字を書かせるのではなく、空いているところに必要なカードを選んで入れる形式にしています。

おすすめの流れ
① ことばを聞く
↓
② 足りない文字を考える
↓
③ カードを選ぶ
↓
④ 空いているマスに貼る・置く
↓
⑤ 完成したことばを声に出して読む
↓
⑥ 慣れてきたら書く
「書く」が難しい子でも、まず「選ぶ」なら参加できるかもしれません。
できる活動を入り口にして、少しずつ次へ進むことを大切にしてください。
小さい「ッ」の教え方|促音の練習
無料プリントでは、ニット・バッグ・サッカー・ポケット・コップ・チケット・マット・ベッドを使って、小さい「ッ」を練習します。

① まずことばをゆっくり言ってみる
例えば「ニット」なら、普通に発音したあと、少しゆっくり言ってみます。
「どこかで音が一度つまる感じがするかな?」
と声をかけます。
② 大きい「ツ」と小さい「ッ」を比べる
違いが分かりにくい場合は、
ツ ッ
を並べます。
「同じ形だけど、どっちが小さい?」
と、まず見た目の違いに気づく活動からでも構いません。
③ 「ッ」を入れる場所を考える
例えば、
ニ □ ト
を見せて、
「ここに何が入るかな?」
と考えます。
難しいときは、「ッ」と別のカードの2択にしてもよいでしょう。
小さい「ャ・ュ・ョ」の教え方|拗音の練習
無料プリントでは、チャイム・シャツ・ジュース・チョコ・チャーハン・シュート・ショップ・リュックを使います。
① 大きい「ヤ」と小さい「ャ」を見比べる
促音と同様に、まず見た目の違いを確認します。
ヤ ャ
を並べて、
「どちらが小さいかな?」
と確認します。
② 「チャ」「シャ」などをまとまりで読む
例えば「チャイム」であれば、
「チ」「ヤ」と一文字ずつ切り離すのではなく、「チャ」とまとまりで読んでみます。
同じように、
- シャ
- ジュ
- チョ
- シュ
- ショ
- リュ
など、身近なことばの中で繰り返し触れていきます。
③ 必要なカードを選んで完成させる
「チャイム」なら、
チ □ イ ム
の空欄に、小さい「ャ」を置きます。
正解したら、完成したことばを一緒に読んで終わります。
長音「ー」の教え方|のばす音の練習
無料プリントでは、ケーキ・ノート・ジュース・チーズ・ヒーター・スープ・メール・ゲームを使って練習します。
① ことばを声に出して「のびるところ」を探す
例えば、
ケーキ
と声に出し、
「どこが長くのびているかな?」
と聞きます。
② 「ー」がない場合と比べてみる
例えば、
ケキ
ケーキ
を見せたり読んだりして、違いを確認します。
③ 「ー」を置く位置を考える
文字を全部書かせるのではなく、まず、
ケ □ キ
の空欄へ「ー」のカードを置きます。
「どこに入れるか」が分かるようになってから、書く課題へつなげても構いません。
間違えたときは「違うよ」の前にヒントを一段ずつ
例えば、子どもが「サカー」と作ったとします。
そのとき、すぐに、
「違うよ。サッカーだよ」
と答えを伝えるだけではなく、少しずつヒントを出す方法があります。
ヒント①
「もう一回『サッカー』って言ってみようか」
ヒント②
「途中で少し音がつまるところはあるかな?」
ヒント③
「小さい文字が一つ入りそうだよ」
ヒント④
「『ツ』と『ッ』ならどっちかな?」
それでも難しければ、正解を示して構いません。
大切なのは、できるまで困らせ続けることではなく、必要なヒントを出して成功につなげることです。
「2択ならできた」も立派な成長
最初から「ッ・ャ・ュ・ョ・ー」のカードをすべて並べる必要はありません。
難しそうなら、
2枚から選ぶ
↓
3枚に増やす
↓
5枚から探す
↓
ヒントなしでできる
と、少しずつ難しくしていきます。
「全部から選べなかった」ではなく、
「2択なら自分で選べた」
と捉えてください。
さらに、
- 昨日よりヒントが少なくなった
- 前より早く見つけられた
- 3問から5問できるようになった
- 間違えても自分でやり直せた
といった変化も、大切な成長です。
「前は先生と一緒だったけれど、今日は自分で見つけたね」など、何ができるようになったかを具体的に伝えると、子ども自身も成長を感じやすくなります。

家庭では身近なカタカナから探してみよう
家庭では、プリントだけで長時間練習する必要はありません。
生活の中にあるカタカナを探してみるのもおすすめです。
小さい「ッ」を探す
- ベッド
- バッグ
- コップ
- マット
小さい「ャ・ュ・ョ」を探す
- シャツ
- チョコ
- ジュース
- リュック
「ー」を探す
- ゲーム
- メール
- スープ
- ケーキ
スーパーの商品名や家の中の物を見ながら、
「小さい『ッ』見つけた!」
というゲームにしてもよいでしょう。
「勉強」にしすぎず、生活の中で気づく機会を増やすことも大切です。
無料カタカナカードと組み合わせても使えます
基本のカタカナをまだ探す練習も必要な場合は、別記事でア〜ン46文字の無料カタカナカードも配布しています。
今回の拗音・促音・長音プリントと組み合わせることで、基本文字から小さい文字まで、子どもの実態に合わせて使い分けられます。
カタカナ全体がまだ難しい場合は、基本のマッチングから
小さい「ッ」や「ャ・ュ・ョ」が難しいというより、カタカナそのものをまだ十分に読めない場合もあります。
その場合は、特殊な文字だけを繰り返すより、基本の文字へ一度戻っても構いません。
もっと段階的に練習したい方へ|完全版は全136ページ
今回の無料PDFは、拗音・促音・長音をまず試してみるための8ページです。
さらに基本のカタカナから、はじめの文字、特殊な文字、ことば作りまで段階的に取り組みたい方向けに、カタカナマッチング教材 完全版も用意しています。

完全版では、
- 基本のカタカナマッチング
- はじめの文字を選ぶ活動
- 長音「ー」
- 小さい「ッ」
- 小さい「ャ・ュ・ョ」
- 濁音・半濁音
- カードを並べたことば作り
- まとめ・自由課題
まで、全136ページにまとめています。
さらに、教材データだけでなく、
- どのページから始めればよいか
- 選択肢をどう減らすか
- 間違えたときにどう声をかけるか
- タイマーやシールで成長をどう見える化するか
- 家庭でどう取り組むか
などをまとめた「指導・活用ガイド」もセットにしています。

カタカナ学習に使える無料教材を目的別に選ぶ
「どの教材から取り組めばよいか分からない」という場合は、現在のつまずきに合わせて選んでください。
| こんなとき | おすすめの記事・教材 |
|---|---|
| カタカナを一覧で確認したい | 無料カタカナ50音表 |
| 基本文字をカードで練習したい | 無料カタカナカード |
| カタカナ全体を覚えにくい | カタカナが覚えられない子への教え方 |
| 基本から課題形式で練習したい | カタカナ練習プリント |
| 小さいッ・ャュョ・「ー」を練習したい | この記事の拗音・促音・長音プリント |
| ことばの音を捉えにくい | 音韻意識を育てる遊び10選 |
よくある質問
小学1年生でも使えますか?
使えます。カタカナの基本文字を少しずつ読めるようになり、小さい「ッ・ャ・ュ・ョ」や長音「ー」の練習を始める時期に活用できます。年齢だけではなく、子どもの現在の理解に合わせて使ってください。
まだ文字を書けなくても使えますか?
はい。今回のプリントは、空欄にカードを選んで置いたり貼ったりできるため、書くことが難しい子でも取り組めます。
大きい「ツ」と小さい「ッ」を間違えるときはどうすればいいですか?
まず「ツ」と「ッ」を並べて大きさの違いを見比べてみてください。そのうえで、ことばを声に出し、どこに小さい「ッ」が入るのかをカードで確認します。一度に書くところまで求めず、「選べる」段階から始めても構いません。
「シヤツ」のように大きい「ヤ」で書いてしまいます
「ヤ」と「ャ」を見比べたあと、「シャ」を一つのまとまりとして読んでみてください。まずは「シャツ」の空欄に小さい「ャ」を置く活動から始め、慣れてから書字につなげます。
ラミネートやマジックテープは必要ですか?
必須ではありません。切り取ったカードを空欄の上に置くだけでも使えます。何度も繰り返し使用する場合は、ラミネートして面ファスナーを付けると扱いやすくなります。
無料版と完全版の違いは何ですか?
無料版は拗音・促音・長音に絞った全8ページのお試し教材です。完全版は、基本文字から「はじめの文字」、特殊な文字、ことば作り、自由課題まで全136ページで段階的に取り組めます。指導・活用ガイドもセットです。
まとめ|「書けない」の前に「選べる」を作ってみよう
小さい「ッ・ャ・ュ・ョ」や長音「ー」は、カタカナ学習の中でもつまずきやすい部分です。
しかし、間違えたからといって、すぐに何度も書かせる必要はありません。
まずは、
聞く → 選ぶ → 貼る → 読む → 書く
と活動を分けてみてください。
「全部からは選べないけれど、2択ならできた」
「昨日はヒントが必要だったけれど、今日は一人でできた」
それも大切な成長です。
できないところを何度も繰り返すのではなく、できるところから少しずつ次へ。
まずは無料プリントを使って、目の前の子どもがどの活動なら取り組みやすいか試してみてください。


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