「5年生の通知表所見、毎回似た表現になってしまう」
「国語や算数は書けても、生活面や行動面をどう表現すればいいか迷う」
「高学年らしい成長を、具体的な言葉で保護者に伝えたい」
5年生は、高学年として委員会活動など学校全体に関わる役割が増え、学習内容も一段と深まる時期です。
一方で、所見を書く際に大切なのは、単に「高学年らしくなりました」「責任感があります」と評価することではありません。
授業や学校生活の中で実際に見られた姿をもとに、どのように考え、工夫し、取り組み、成長したのかを具体的に記述することが大切です。
この記事では、小学校5年生の国語・社会・算数・理科・音楽・図画工作・家庭・体育・外国語の所見文例に加え、行動・生活面、自立活動まで幅広く紹介します。
この記事で分かること
- 小学5年生の各教科で使える所見文例
- 学習面全体の所見に使える表現
- 文部科学省の「行動の記録」参考様式10項目に沿った文例
- 挨拶・休み時間・給食・係活動・掃除など学校生活の具体場面10テーマ
- 合計20テーマ・200の行動・生活面文例
- 特別支援学級で使える自立活動の所見文例
- 「高学年らしさ」だけに頼らず、具体的な成長を伝える書き方
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- 「高学年らしい」ではなく具体的な姿を書く
「責任感が高まりました」だけではなく、「委員会では役割を確認し、必要な準備を自分から進めました」のように、根拠となる行動を書きます。 - 結果だけでなく取り組みの過程を見る
テストの点数や作品の完成度だけでなく、「方法を変えた」「繰り返し試した」「友達の考えを取り入れた」といった学習過程にも目を向けます。 - 課題を書く場合も、次につながる表現にする
「集中力がありません」「計算ミスが多い」と断定するより、「見直す場所を決めることで、自分で誤りに気付けることが増えました」のように、支援や成長とセットで記述すると伝わりやすくなります。
小学5年生の所見文例【学習面全体】
- 授業では、友達の意見と自分の考えを比べながら聞き、新しく気付いたことを自分の考えに取り入れる姿が見られました。
- 分からないことをそのままにせず、教科書や資料を確認したり、教師へ質問したりしながら理解しようと取り組みました。
- 難しい課題でも、これまでに学習したことを振り返りながら、自分なりの方法で解決しようと粘り強く考えています。
- 学習後の振り返りでは、できたことだけでなく、次に改善したいことも具体的に考えられるようになりました。
- グループ学習では、自分の考えを伝えるとともに、友達の意見にも耳を傾けながら話合いを進めました。
- 授業で興味をもった内容について、自分で資料を調べるなど、学びを広げる姿が見られました。
- 学習用具や提出物を自分で確認し、見通しをもって準備を進めることが増えています。
- 苦手に感じていた学習にも、取り組みやすい問題から繰り返すことで、自信をもって参加できる場面が増えました。
- 自分の考えをすぐに発表することには緊張もありますが、ペアや少人数で考えを伝える経験を重ね、発言できる場面が増えています。
- 課題に応じて、図・表・文章など自分が考えやすい方法を選びながら学習を進めました。
5年生の所見文例【国語】

- 物語文では、登場人物の言動や情景描写を根拠にしながら、心情の変化を丁寧に読み取ることができました。
- 説明的な文章では、文章全体の構成に着目し、筆者が伝えたいこととそれを支える事例との関係を捉えていました。
- 複数の資料を読み、必要な情報を選びながら自分の考えをまとめることができました。
- 文章を書く際には、伝えたい内容に応じて構成を考え、具体的な事例を取り入れて表現しました。
- 書いた文章を読み返し、言葉の重複や分かりにくい部分を修正するなど、推敲を意識する姿が見られました。
- 漢字や語句について、意味を調べながら文章の中で使おうとする姿が見られました。
- 古典に親しむ学習では、音読を通して昔の言葉の響きや現代との違いを楽しんでいました。
- 話合いでは、自分の考えを伝えるだけでなく、友達の意見の要点を捉えて質問することができました。
- 発表では、話す順序や資料の見せ方を工夫し、聞き手に伝わる方法を考えていました。
- 長い文章を読む際にも、段落ごとに内容を整理することで、文章全体を捉えられることが増えました。
5年生の所見文例【社会】

5年生の社会では、日本の国土、食料生産、工業生産、情報と産業、自然環境と国民生活などについて学びます。地図・統計・写真などの資料を読み取り、社会的事象の特色や相互の関係について考える姿を具体的に捉えます。
- 日本の国土について、地図や地球儀を活用し、地形や気候の特色と人々の暮らしとの関係を考えました。
- 米作りの学習では、農家の人々の工夫や努力を資料から読み取り、食料生産が自分たちの生活を支えていることに気付きました。
- 水産業の学習では、生産地と消費地とのつながりに着目し、食料が届くまでの仕組みについて考えました。
- 工業生産について、原料・生産・運輸・販売などのつながりを資料を使って整理することができました。
- 自動車工業では、生産する人々の工夫や技術に着目し、よりよい製品をつくるための取組について考えました。
- 情報について、生活や産業にどのように活用されているかを調べ、情報を適切に扱うことの大切さについて考えました。
- 自然災害や環境について、自分たちの生活との関係に目を向け、国土を守る取組について考えを深めました。
- 統計資料やグラフから変化や特徴を読み取り、その根拠を示しながら自分の考えを説明しました。
- 調べ学習では、必要な資料を選び、分かったことと自分の考えを分けながらまとめることを意識しました。
- 社会で学んだ内容をニュースや身近な生活と結び付け、「なぜだろう」と疑問をもって学習する姿が見られました。
5年生の所見文例【算数】

- 整数の性質について、倍数や約数に着目しながら数の特徴を見つけることができました。
- 小数の乗除では、計算の仕方だけでなく、数直線や図を使って計算の意味を考えていました。
- 分数の学習では、大きさの等しい分数に着目し、通分や約分の意味を理解しながら計算しました。
- 図形の面積では、既習の図形へ変形することで、公式につながる考え方を説明することができました。
- 直方体や立方体の体積では、単位となる立方体の数をもとに公式の意味を考えていました。
- 割合では、「比べる量」と「もとにする量」の関係を図や数直線に整理しながら問題を解きました。
- 平均の学習では、データをならす考え方を具体的な場面と結び付けながら理解しました。
- データを表やグラフに整理し、そこから分かる特徴について根拠をもって説明しました。
- 計算後に途中式を確認することで、自分で誤りに気付ける場面が増えました。
- 難しい問題にも、友達の考えを参考にしながら別の方法を試し、最後まで取り組みました。
5年生の所見文例【理科】

- 物の溶け方では、水の量や温度など条件を変えながら、溶ける量との関係を調べました。
- 振り子の学習では、自分の予想をもとに調べる条件を考え、結果を比較しながら規則性を見つけました。
- 電流がつくる磁力について、電流の強さやコイルの巻数を変え、電磁石の強さとの関係を調べました。
- 植物の発芽や成長では、水・温度・空気・日光などの条件に着目して予想を立てました。
- メダカの成長を観察し、卵の中の変化を記録しながら生命のつながりについて考えました。
- 天気の変化では、雲の様子や気象情報を継続して確認し、天気の変化との関係を考えました。
- 流れる水の働きでは、水の量や流れの速さによる土地の変化を観察し、その特徴をまとめました。
- 実験では、変える条件とそろえる条件を意識して方法を考える姿が見られました。
- 予想と結果が異なった際にも、その理由を考え直し、もう一度確かめようとしていました。
- 実験結果を表やグラフに整理し、結果を根拠として考察を書くことができました。
5年生の所見文例【音楽】

- 合唱では、友達の声を聞きながら自分の声量を調整し、響きを合わせようとしていました。
- 合奏では、自分のパートだけでなく他のパートにも耳を傾け、全体の音を意識して演奏しました。
- リコーダーでは、指使いや息の強さを確認しながら、曲に合った音色で演奏しようとしました。
- 楽譜に示された記号や旋律の特徴から、どのように表現するかを考えながら練習しました。
- 音楽づくりでは、リズムや音の組合せを試し、自分たちのイメージに合った表現を考えました。
- 鑑賞では、楽器の音色や旋律の変化に着目し、感じ取ったことを言葉で表現しました。
- 日本の伝統音楽に触れ、普段聴いている音楽との違いを見つけながら鑑賞していました。
- 練習では、自分が難しいと感じる部分を繰り返し確認し、少しずつ演奏を整えました。
- 友達の演奏のよさを具体的に伝え、自分の表現にも取り入れようとしていました。
- 人前で歌うことに緊張する場面でも、自分が取り組みやすい方法で参加し、友達と音楽をつくる経験を重ねました。
5年生の所見文例【図画工作】

- 自分が表したいイメージをもとに、材料や表現方法を選びながら作品づくりに取り組みました。
- 電動糸のこぎりなどの用具を安全に扱い、自分が考えた形になるよう丁寧に作業しました。
- 色の濃淡や組合せを何度も試し、イメージに合った色を見つけようとしていました。
- 立体作品では、材料の形や特徴を生かしながら、組合せ方を工夫しました。
- 途中で思うようにいかないときにも、構想を変えながら自分が納得できる表現を探していました。
- 作品について、工夫したところや表したかったことを具体的に説明することができました。
- 鑑賞では、友達の作品の色・形・材料などに着目して、よさを伝えました。
- これまで使ったことのない材料にも関心をもち、新しい表現方法を試しました。
- 用具の使い方を確認し、安全に活動できるよう準備や片付けにも取り組みました。
- 時間をかけて構想を練り、自分らしい表現になるよう最後まで制作しました。
5年生の所見文例【家庭】

- 調理では、手順や安全面を確認しながら、友達と役割を分担して作業しました。
- 食品の特徴や調理方法について学び、家庭での食生活と結び付けて考えました。
- ご飯やみそ汁などの調理では、手順を確認しながら必要な作業を進めました。
- 手縫いでは、玉結びや玉どめ、なみ縫いなどを繰り返し練習し、できることを増やしました。
- 思うように縫えなかったときにも、教師や友達に確認しながら最後まで作品を仕上げました。
- 整理整頓について、自分が物を使いやすくするための置き方や収納方法を考えました。
- 家族の生活を振り返り、自分が家庭でできる仕事について考え、実践につなげました。
- 生活時間について、自分の一日を振り返り、よりよい時間の使い方を考えました。
- 実習では、友達の活動にも目を向け、必要な場面で声を掛けながら協力しました。
- 学習したことを家庭でも試し、その経験を授業の振り返りで紹介しました。
5年生の所見文例【体育】

- 器械運動では、自分が取り組みたい技を決め、動きのポイントを意識しながら練習しました。
- できない動きがあっても、補助や段階的な練習方法を活用しながら挑戦しました。
- 水泳では、自分の課題に合った練習方法を選び、安全に注意しながら取り組みました。
- ボール運動では、チームの状況を見ながら自分の位置やパスの出し方を考えました。
- ゲームでは、勝敗だけでなくルールを守り、相手を尊重して活動することを意識しました。
- 陸上運動では、自分の記録や動きを振り返り、改善するポイントを考えながら練習しました。
- 表現運動では、動きの大きさや速さを工夫し、友達と相談しながら表現をつくりました。
- 友達のよい動きを見つけ、練習のポイントとして自分の動きにも取り入れていました。
- 運動が得意ではない活動でも、自分が取り組める方法を選びながら参加しました。
- 活動後には、できたことや次に試したいことを振り返り、自分の課題を捉えていました。
5年生の所見文例【外国語】

5年生から外国語は教科として扱われます。「聞くこと」「読むこと」「話すこと[やり取り]」「話すこと[発表]」「書くこと」の5領域を通して、コミュニケーションを図る基礎となる力を育てます。
- 身近な事柄についてゆっくり話される英語を聞き、知っている語句を手掛かりに内容を捉えていました。
- 音声で慣れ親しんだ基本的な表現について、文字を見ながら声に出して読もうとしていました。
- ペア活動では、相手の質問を聞き、自分のことについて基本的な表現を使って答えました。
- 分からないときには聞き返したり、ジェスチャーを使ったりしながらやり取りを続けようとしていました。
- 自分の好きなことやできることについて、写真やカードを手掛かりにしながら発表しました。
- アルファベットの形を確認しながら、丁寧に文字を書くことができました。
- 音声で慣れ親しんだ語句を見本を参考にしながら書こうとしていました。
- 外国語でのやり取りでは、正確さだけを気にせず、知っている表現を使って伝えようとしていました。
- 友達の発表を聞き、自分との共通点や違いに気付きながら反応していました。
- 外国の生活や文化に関心をもち、日本との違いや共通点について考えていました。
5年生「行動の記録」公式10項目の所見文例100選
文部科学省の小学校児童指導要録の参考様式では、「行動の記録」として次の10項目が示されています。
- 基本的な生活習慣
- 健康・体力の向上
- 自主・自律
- 責任感
- 創意工夫
- 思いやり・協力
- 生命尊重・自然愛護
- 勤労・奉仕
- 公正・公平
- 公共心・公徳心
以下では、それぞれ10例ずつ紹介します。実際には学校や設置者の通知表・指導要録の様式を確認し、児童の具体的な姿に合わせて使ってください。
① 基本的な生活習慣
- 登校後に必要な物を確認し、自分で学習の準備を整えることが習慣になりました。
- 授業の切り替え時には、次の活動を確認しながら必要な用具を準備しています。
- 持ち物の置き場所を決めることで、自分で管理できることが増えました。
- 提出物について期限を確認し、見通しをもって準備する姿が見られました。
- 一日の予定を確認し、自分で次の行動へ移れる場面が増えました。
- 身の回りを整えることを意識し、学習しやすい環境を自分でつくっています。
- 安全に生活するためのきまりを理解し、状況を確認しながら行動しました。
- 困ったときには一人で抱え込まず、必要に応じて教師や友達へ確認できるようになりました。
- 活動の終了時には、自分が使った物を確認して片付ける習慣がつきました。
- 忘れ物を減らすため、自分に合ったチェック方法を使って準備する姿が見られました。
② 健康・体力の向上
- 自分の体調に気付き、必要なときには休憩や水分補給を申し出ることができました。
- 体育では自分に合った目標を設定し、できる範囲で継続して運動に取り組みました。
- 活動後の体の変化を振り返り、休息をとることの大切さについて考えました。
- 保健の学習を自分の生活と結び付け、健康を保つためにできることを考えました。
- 体力づくりでは、以前の自分の記録と比較しながら目標を設定しました。
- 安全に運動するため、準備や用具の確認を意識するようになりました。
- 疲れを感じたときに無理を続けず、自分の状態を周囲へ伝えられるようになりました。
- 自分が楽しめる運動を見つけ、継続して体を動かす姿が見られました。
- 生活習慣を振り返り、自分に合った健康的な過ごし方について考えました。
- 活動と休息のバランスを考えながら、自分の体調を整えようとする姿が増えました。
③ 自主・自律
- 教師の指示を待つだけでなく、今必要なことを考えて行動する場面が増えました。
- 学習で分からないことがあると、自分で調べてから質問する姿が見られました。
- 自分で学習目標を決め、振り返りながら次の課題を考えました。
- 複数の選択肢がある場面で、自分なりの理由をもって選べることが増えました。
- うまくいかなかったときには、方法を変えて再度取り組むことができました。
- 自分の得意なことや苦手なことを捉え、取り組み方を選ぶ姿が見られました。
- 学級会では、自分の考えをもち、友達の意見も聞いた上で判断していました。
- 学習計画を立て、できたことを確認しながら自分で進める力が伸びました。
- 困ったときに助けを求めることも、自分で問題を解決する方法として使えるようになりました。
- 高学年として、自分ができることを考えながら活動へ参加する場面が増えました。
④ 責任感
- 自分が担当した係の仕事を確認し、最後まで取り組みました。
- 委員会活動では、自分の役割を理解して必要な準備を進めました。
- グループ活動では、自分が担当した部分を仕上げ、発表につなげました。
- 当番を忘れた際にも、自分から気付き、できることから取り組みました。
- 行事の準備では、自分の役割を確認しながら活動しました。
- 約束したことについて、自分から確認して行動する場面が増えました。
- 失敗した際にもそのままにせず、どのように対応すればよいか考えていました。
- 友達との共同作業でも、自分の役割を相手任せにせず取り組みました。
- 活動後には、役割を果たせたかを振り返って次回の改善点を考えました。
- 初めて担当する仕事にも、手順を確認しながら最後まで取り組みました。
⑤ 創意工夫
- ノートをまとめる際に、自分が見返しやすいよう図や表を使って整理しました。
- 行事の企画では、みんなが参加しやすくなるようルールを工夫しました。
- 作品づくりでは、材料の特徴を確かめながら新しい使い方を考えました。
- うまくいかなかった方法を見直し、別の方法を試しました。
- 発表では、写真や図を取り入れて伝わりやすい構成を考えました。
- 係活動では、これまでのやり方を振り返り、より活動しやすい方法を提案しました。
- 学習課題に対し、一つの方法だけでなく別の考え方も探していました。
- 限られた材料や時間の中で、目的を達成する方法を友達と考えました。
- 自分の得意なことを生かしながら、グループに貢献する方法を見つけました。
- 既にある方法をそのまま使うのではなく、自分たちに合うよう調整する姿が見られました。
⑥ 思いやり・協力
- 友達が困っていることに気付き、「手伝おうか」と確認してから関わる姿が見られました。
- グループ活動では、自分の意見だけでなく友達の考えも聞きながら話合いを進めました。
- 発言が少ない友達にも参加しやすい方法を考えていました。
- 友達と意見が異なった際にも、相手の理由を聞いてから自分の考えを伝えました。
- 共同作業では、友達の得意なことにも目を向けながら役割を相談しました。
- 下級生と関わる活動では、相手の様子を見ながら説明の仕方を変えていました。
- 助けてもらった際には感謝を伝え、自分が手伝える場面では行動しました。
- 一人に仕事が偏っていることに気付き、分担し直すことを提案しました。
- 友達の失敗を責めるのではなく、「次はどうしよう」と一緒に考える姿が見られました。
- 行事では、みんなが参加しやすくなるよう友達と声を掛け合いました。
⑦ 生命尊重・自然愛護
- 生き物の世話では、その日の状態を確認しながら必要な世話を続けました。
- 理科の学習を通して、生き物と環境とのつながりについて考えました。
- 観察する生き物を必要以上に触らないなど、対象を大切に扱いました。
- 環境問題について、自分の生活と関係することを見つけました。
- ごみの分別や資源の利用について、学校生活の中でも意識する姿が見られました。
- 命について考える学習では、自分だけでなく他者の命についても考えました。
- 自然体験では、景色や生き物の様子に関心をもち、気付きを友達と共有しました。
- 学校周辺の環境を見ながら、自分たちにできる環境保全について考えました。
- 生き物に関わる際には、自分の楽しさだけでなく生き物への影響にも目を向けました。
- 自然や生命について学んだことを、自分の日常生活と関連付けて振り返りました。
⑧ 勤労・奉仕
- 掃除では、自分の担当場所を確認して時間内にできることへ取り組みました。
- 委員会では、学校生活を支える仕事の意味を考えながら活動しました。
- 行事の準備では、目立たない仕事にも必要性を見つけて取り組みました。
- 自分の仕事が終わった後に、必要に応じて友達を手伝いました。
- 係活動を通して、自分の仕事が学級の役に立つことを実感していました。
- 地域で働く人々について学び、様々な仕事によって生活が支えられていることに気付きました。
- 学校のためにできることを考え、清掃や整理などの活動に参加しました。
- 仕事では、速さだけでなく安全や丁寧さも意識するようになりました。
- 当番活動では友達と役割を相談し、協力して仕事を終えることができました。
- 自分からできる仕事を見つけ、必要な場面で行動する姿が増えました。
⑨ 公正・公平
- 話合いでは、自分と異なる意見にも耳を傾けてから判断しました。
- 役割を決める際、一部の人だけに負担が偏らない方法を考えました。
- 多数決を行う前に、少数の意見についても理由を聞こうとしていました。
- 仲のよい友達だけでなく、様々な友達と同じように関わる姿が見られました。
- ゲームの判定では、自分に有利かではなくルールを基準に考えました。
- 友達同士のトラブルでは、片方の話だけで判断せず、双方の話を聞こうとしていました。
- 「みんな同じ」と「それぞれに必要な方法」の違いについて考えました。
- グループ活動では、全員に役割があるか確認しながら進めました。
- 自分が希望した役割にならなくても、話合いで決まった内容を受け止めて活動しました。
- 公平について考える中で、一人ひとりの状況の違いにも目を向けるようになりました。
⑩ 公共心・公徳心
- 学校の用具を、次に使う人のことを考えて元の場所へ戻しました。
- 廊下や共有スペースでは、周囲の人の安全を考えて行動しました。
- 図書室などでは、その場所の目的に合った過ごし方を考えていました。
- 地域での生活について、自分も地域の一員であることを意識しました。
- ごみの分別や節電など、みんなで使う環境を大切にする活動に取り組みました。
- 学校のきまりについて、守るだけでなく理由について考えていました。
- 共有物が乱れているときに、自分から整える姿が見られました。
- 校外学習では、その場所を利用する他の人にも配慮して行動しました。
- 学校行事では、集団の一員として自分にできることを考えて参加しました。
- みんなが過ごしやすい学校にするため、自分たちにできることを話合いで提案しました。
学校生活の具体場面別 所見文例100選
ここからは、文部科学省の「行動の記録」の正式項目とは別に、総合所見などで取り上げやすい学校生活の具体場面を10テーマ紹介します。
① 学習態度
- 話している人の内容に意識を向け、大切だと思ったことをメモしながら聞きました。
- 分からないことがあると、教科書を振り返ったり質問したりして理解しようとしました。
- 自分が見返しやすいよう、ノートのまとめ方を工夫しました。
- 友達の発表を聞き、自分の考えとの違いに気付きました。
- 苦手な学習にも、自分に合った方法を探しながら取り組みました。
- 授業の振り返りから、次の学習で意識したいことを考えました。
- 課題が終わった後に、別の方法でも考えてみる姿が見られました。
- 必要に応じて友達へ相談しながら、最後まで課題へ取り組みました。
- 自分が集中しやすい方法を知り、学習環境を整えながら取り組みました。
- 自分に合った学び方について、少しずつ説明できるようになりました。
② 挨拶・コミュニケーション
- 登校時には、自分から教師や友達へ挨拶する姿が見られました。
- 相手に聞こえる声量を意識して挨拶することが増えました。
- 言葉だけでなく、会釈など自分に合った方法で気持ちを伝えていました。
- 助けてもらった際に「ありがとう」と伝えることができました。
- 相手に確認したいことがあると、自分から声を掛けることが増えました。
- 職員室では、必要な言葉を確認しながら用件を伝えました。
- 下級生に対して、相手が分かりやすい言葉を選んで説明しました。
- 友達と意見が違った際にも、自分の考えを落ち着いて伝えました。
- 伝わりにくかった際には、言い方を変えたり教師へ助けを求めたりしました。
- 相手や場面に合わせて、自分に使いやすい伝え方を選べる場面が増えました。
③ 休み時間・体を動かす活動
- 休み時間には、友達と相談して遊びを決め、ルールを確認しながら楽しみました。
- 自分が楽しめる運動を見つけ、継続して体を動かしていました。
- 下級生と遊ぶ際には、相手に合わせてルールを調整しました。
- 勝敗がある遊びでも、結果を受け止めながら次の活動へ参加できることが増えました。
- 疲れを感じた際には、休憩を選ぶなど自分の状態に合わせて過ごしました。
- 遊びの中で意見が違った際にも、友達と話し合ってルールを決めました。
- 一人で過ごしたいときと友達と遊びたいときを自分で選びました。
- 周囲の様子を確認し、安全に気を付けながら遊びました。
- 新しい遊びにも、自分が参加できる方法を確認して挑戦しました。
- 自分なりに気持ちを切り替えられる休み時間の過ごし方を見つけました。
④ 給食・食事への関わり
- 自分に合った量を考え、必要に応じて教師へ相談しながら給食を食べました。
- 苦手な食品があるときにも、自分が安心して食べられる方法を教師と確認しました。
- 献立から様々な食品や料理に関心を広げました。
- 配膳では、衛生面に注意しながら自分の仕事へ取り組みました。
- 食物アレルギーについて、学校で決められた手順を確認しながら安全に過ごしました。
- 食事中のルールについて、周囲の人と一緒に過ごしやすい方法を考えました。
- 給食に関わる人々の仕事を知り、食事が届くまでのつながりに気付きました。
- 食器や食缶の返却では、次に作業する人のことも考えて片付けました。
- 家庭科で学習した内容を、給食の献立と結び付けながら考えていました。
- 自分の食べられる量や苦手なものについて、必要なことを伝えられるようになりました。
⑤ 粘り強く取り組む姿
- 算数の難しい問題にも、図を書いたり既習事項を振り返ったりしながら取り組みました。
- 作品づくりでは、思うようにいかない部分を修正しながら最後まで完成させました。
- 運動では、自分に合った目標を設定し、繰り返し練習しました。
- 漢字学習では、自分が間違えやすい文字を選んで練習しました。
- 実験がうまくいかなかった際にも、原因を考えて再度確かめました。
- 長期的な課題について、途中で進み具合を確認しながら取り組みました。
- 分からない問題でもすぐに諦めず、教師や友達へ相談して学習を続けました。
- 苦手だった活動にも、できるところから取り組むことで参加できる場面が増えました。
- 自分が成長した部分を振り返り、続けて取り組むことの大切さに気付きました。
- 結果だけでなく、取り組んできた過程にも目を向けられるようになりました。
⑥ 目標に向かう姿
- 学期初めに自分の目標を決め、途中で振り返りながら取り組みました。
- 大きな目標を小さな目標に分けることで、継続して取り組めるようになりました。
- 目標が達成できなかったときにも、原因を振り返って次の方法を考えました。
- 自分の苦手なことを一つ決め、具体的な練習方法を考えました。
- 行事では、学級全体の目標と自分の役割を関連付けて考えました。
- 友達の目標にも関心をもち、互いに励ましながら取り組みました。
- 以前の自分と比べながら、できるようになったことを確認しました。
- 委員会活動について、自分が挑戦したいことを目標として考えました。
- 教師と相談しながら、自分にとって無理なく続けられる目標を設定しました。
- 一度決めた目標も必要に応じて見直し、自分に合った形へ調整しました。
⑦ 係・委員会活動
- 係では、自分の役割を確認しながら活動を継続しました。
- 活動をよりよくするために、新しい企画を友達と相談しました。
- 委員会では、学年の異なる友達と役割を分担して活動しました。
- 仕事の期限を確認し、必要な準備を計画的に進めました。
- 活動がうまくいかなかった際には、原因を振り返って次の方法を考えました。
- 係の仲間の意見を聞き、みんなが取り組みやすい方法を考えました。
- 自分が得意なことを生かして、係活動に貢献しました。
- 目立つ仕事だけでなく、準備や片付けにも取り組みました。
- 必要なことを学級へ分かりやすく伝える方法を工夫しました。
- 初めての委員会活動を振り返り、自分ができるようになったことを確認しました。
⑧ 掃除
- 担当場所を確認し、時間内にできることを考えながら掃除しました。
- 汚れている場所に気付き、自分から掃除する姿が見られました。
- 友達と仕事を分担しながら掃除を進めました。
- 掃除用具を安全に使い、使用後には元の場所へ戻しました。
- 下級生と一緒の掃除では、手順を分かりやすく説明しました。
- 自分の仕事が終わった後、必要に応じて別の場所を手伝いました。
- 掃除の方法を見直し、よりきれいになる方法を考えました。
- 共有する場所を、次に使う人のことも考えながら整えました。
- 役割を明確にすることで、苦手だった掃除にも取り組みやすくなりました。
- 活動後に自分の担当場所を確認し、やり残した場所へ気付けるようになりました。
⑨ 給食当番
- 手洗いや身支度を確認し、衛生面に注意して当番活動を行いました。
- 友達と役割を分担し、配膳を進めました。
- 食器や食缶を安全に運ぶ方法を確認して活動しました。
- 配膳量について、必要に応じて教師や友達と確認しました。
- 食物アレルギーについて、学校で決められた安全確認の手順を守りました。
- 当番の仕事を忘れた際にも、自分で気付き、できる仕事から取り組みました。
- 準備だけでなく、配膳台などの片付けまで取り組みました。
- 友達の仕事が遅れている際には、確認してから手伝いました。
- 給食が多くの人の仕事によって支えられていることに気付きました。
- 自分の役割を確認し、最後まで当番活動に取り組みました。
⑩ 自分で考え、必要な支援を使う姿
- 困ったときに、まず自分でできる方法を考えてから行動する場面が増えました。
- 一人では難しいと判断したときに、教師や友達へ助けを求めました。
- 複数の方法から、自分に合った方法を選んで課題へ取り組みました。
- 失敗した際にも、「次はどうするか」を考えられるようになりました。
- 自分が分かりやすい学習方法について少しずつ説明できるようになりました。
- 予定が分からないときに、自分から確認する姿が見られました。
- 自分だけでは決めにくいときに、友達の意見を聞いてから判断しました。
- 必要な支援や配慮について、自分から教師へ伝える場面が増えました。
- 自分の得意なことを生かせる活動を見つけ、参加しました。
- 困ったときに使える方法を一緒に整理し、実際の学校生活で活用しました。
5年生の自立活動 所見文例
自立活動は、「5年生ならこの活動」という学年別の内容ではありません。一人ひとりの障害による学習上・生活上の困難、発達や経験、得意なこと、環境などの実態を踏まえ、個別の指導計画の目標に沿って内容を設定します。
文部科学省が示す自立活動は6区分27項目で整理されていますが、すべての項目を順番に指導するものではありません。児童の実態から必要な項目を選び、関連付けながら具体的な指導内容を設定します。
- 心理的な安定:気持ちメーターを使って自分の状態を振り返り、「少し休みたい」「手伝ってほしい」など必要なことを伝えられる場面が増えました。
- 心理的な安定・環境の把握:予定変更がある際には、変更後のスケジュールを確認することで、次の活動へ落ち着いて移れることが増えました。
- 人間関係の形成:友達と意見が異なる場面を想定したSSTでは、自分の考えを伝えた後に相手の話を聞く練習を重ね、グループ活動でも活用する姿が見られました。
- 人間関係の形成・コミュニケーション:誘いを断りたい場面について複数の伝え方を考え、自分が使いやすい言葉を選んで練習しました。
- 環境の把握:自分が集中しにくくなる状況を振り返り、座席や音、周囲の刺激などについて学習しやすい方法を教師と一緒に考えました。
- 環境の把握・コミュニケーション:音などの刺激が負担になった際に、休憩や環境調整を自分から求める場面が増えました。
- 身体の動き:作業手順を写真やチェック表で確認しながら進めることで、自分で完成まで取り組めることが増えました。
- コミュニケーション:口頭だけで伝えにくいときに、メモや絵、タブレットなど自分が使いやすい方法を選びました。
- 健康の保持:自分の疲れや体調の変化に気付き、必要に応じて休憩や水分補給を選べるようになりました。
- 自己理解につながる取組:自分の得意なこと、困りやすいこと、助けになる方法を整理し、必要なときに支援を求める練習をしました。
自立活動の所見を書くときの基本
「〇〇ができるようになった」だけでなく、
目標 → 指導・支援 → 実際に見られた変化 → 今後につながる姿
が分かるようにすると、個別の指導計画とのつながりが明確になります。
📋 所見で見取った子どもの姿を、次の指導計画へつなげたい先生へ
個別の指導計画 文例集・コンプリートセット
1〜6年生+自立活動に対応した文例集です。
通知表所見で見取った子どもの成長や課題を、次の学期の目標・支援・評価へ整理するときの参考として活用できます。
文例集の詳しい内容を見る各学年の通知表所見文例
まとめ|5年生の所見は「高学年らしさ」だけでまとめない
5年生になると、所見にも「高学年として」「責任感をもって」「下級生の手本として」といった表現が増えがちです。
もちろん、高学年として新しく経験する役割は大切です。しかし、それだけでは一人ひとりの成長は十分に伝わりません。
- どんな活動に取り組んだのか
- どんなことを考えたのか
- どのような方法を工夫したのか
- 友達や教師とどのように関わったのか
- 以前と比べてどのような変化が見られたのか
こうした実際に見られた姿をもとに書くことで、その子らしい所見になります。
この記事の文例は、そのまま児童へ当てはめるのではなく、目の前の子どもの姿に合わせて言葉を調整して使ってください。
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