【無料ダウンロードあり】学校生活を劇的に変えるSSTワークシート4選!休み時間・給食の困りごとを解決!

自立活動•SST

「休み時間のトラブルにどう対応したらいいんだろう…」「給食指導で、いつも同じことで悩んでしまう…」

特別支援学級の先生方、日々の学校生活の指導で頭を悩ませていませんか?

子どもたちが安心して学校生活を送り、集団の中でスムーズに過ごしていくためには、具体的なスキルを身につけるためのSST(ソーシャルスキルトレーニング)が欠かせません。しかし、「SSTをしたいけど、教材を作る時間がない」「絵を見ながら話し合えるワークがほしい」といった声もよく耳にします。

今回は、

そんな先生方の悩みに寄り添う【学校生活の過ごし方】に焦点を当てたSSTワークシートを4枚ご紹介します。すべて無料ダウンロード可能で、授業ですぐに使える実践的な内容です。

日常の場面を題材にしたワークを通して、子どもたちは自分の行動を振り返る力や、相手の立場を想像する力を養っていきます。担任の先生の声かけの工夫次第で、毎日の学校生活がぐっとスムーズになりますよ。

こんな先生におすすめです!

  • 自立活動の時間で「生活の仕方」を取り上げたい
  • SSTをしたいけど、教材作りの時間がない
  • 絵を見ながら話し合えるワークがほしい
  • 給食、休み時間などの生活場面の指導に悩んでいる

こちらのワークシートもおすすめです👇

この記事でご紹介している教材は、日々の自立活動の選択肢を広げるものです。👇


ワーク1|【休み時間のすごし方①】短い休み時間、どう過ごす?

チャイムが鳴っても、なかなか次の準備に取り掛かれない子はいませんか?短い休み時間、子どもたちがどう過ごしたらスムーズに気持ちを切り替えられるか、一緒に考えましょう。

1枚目は、「授業と授業の間の短い休み時間」の過ごし方にフォーカスしたワークです。子どもたちにとって、短い休み時間はトイレや水分補給、友達とのおしゃべりなど、さまざまな活動に使われます。

このワークでは、以下のようなポイントを振り返る構成になっています。

  • どのように過ごすのがよいか
  • 実際に自分はどうしているか

さらに、付属の「忍法!気持ちの切りかえの術」では、深呼吸や空気の入れ替えといった気持ちの切りかえ方を具体的に紹介。日常に取り入れやすいスキルを身につけることができます。

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ワーク2|【休み時間のすごし方②】昼休みを気持ちよく過ごすには?

昼休み中の友達とのトラブルや、遊び方がわからず一人で過ごしてしまう子への声かけに困っていませんか?このワークで、みんなが気持ちよく過ごせる昼休みを目指しましょう。

2枚目は、

昼休みのトラブル防止にピッタリな内容です。

絵を見ながら以下のような問いを考えていきます。

  • 楽しそうに過ごしている人は誰?
  • 注意してあげたい人は誰?なんと声をかける?
  • 自分なら昼休みにどんなことをする?
  • 学校の中で過ごせる場所はどこ?

「ただ注意する」だけではなく、「どう伝えるか」を考えることで、相手意識や伝え方の力が育ちます。実際に学校内を歩きながら「安心して過ごせる場所マップ」を作る活動につなげるのもおすすめです。子どもたちが自分たちで安心できる場所を見つけることで、学校への安心感がより深まるでしょう。

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ワーク3|【給食タイム】マナーと思いやりを育てよう

給食中のマナー違反や、好き嫌いをめぐる困りごとに、ついイライラしてしまっていませんか?

このワークは、

子どもたちが楽しく食事の時間を過ごすためのマナーと思いやりを育むヒントになります。

給食時間は、学校生活の中でもトラブルが起きやすい時間帯のひとつです。このワークでは、絵を見ながら次のような視点で話し合います。

  • マナーを守っている人はどの人?
  • 注意してあげたい人には、なんと声をかける?
  • 苦手な野菜を頑張って食べた友達に、どんな言葉をかける?

「◯◯さんががんばってるね」「一緒に食べてみようか」など、具体的な言葉かけの練習ができます。実際に使う言葉を練習することで、子どもたちは自信を持って友達に接することができるようになります。また、自分ができていることを言葉にする活動も含まれており、自己肯定感の向上にもつながります。

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ワーク4|【昼休みの過ごし方】

活用のコツ|子どもの言葉を「拾い」、クラスに活かす

これらのワークを使うとき、先生の問いかけがとても大切です。子どもたちが自ら考え、行動に繋げるための「引き出し方」が、学びの効果を最大化します。

たとえば…

  • 「どうしてその人を注意したいと思ったの?」
    なぜその行動が良くないのか、子ども自身の言葉で考えさせることで、納得感を深めます。単に「ダメ」と伝えるよりも、子ども自身が理由を理解する方が、今後の行動変容につながりやすいでしょう。
  • 「言い方って、どんなふうにすると伝わりやすいかな?」
    相手の気持ちを想像し、具体的な表現方法を考えることで、コミュニケーションスキルを育みます。一方的に伝えるのではなく、相手に「伝わる」言葉を選ぶ練習は、人間関係の土台となります。
  • 「前に給食で困ったことあった?どうした?」
    自分の経験とワークの内容を結びつけることで、学んだことを実生活に応用する力を養います。過去の成功体験や失敗体験から学び、次へと活かす力を育むことができます。

そして、子どもたちの言葉の中に「共感」「発見」「ユーモア」があったら、ぜひ黒板にメモして残しておくのもおすすめです。それがそのままクラスのルールや合言葉になることもあります。子どもたちが主体的にルール作りに参加することで、より定着しやすくなりますよ。子どもたち自身が「自分たちのルール」だと感じることが、自発的な行動につながります。


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今回ご紹介したSSTワークシートは、以下のリンクからすべてPDFで無料配布しています。印刷して、授業・個別指導・家庭との共有などにご自由にお使いください。


おわりに|「日常」を教材にする、自立活動の可能性

今回ご紹介したワークシートは、どれも子どもたちの日常に密着したテーマばかりです。特別支援学級では、生活の中でのつまずきや不安を丁寧に扱うことが、子どもたちの安心感と自立への大切な一歩になります。

このようなワークを繰り返すことで、子どもたちは「考える力」「伝える力」「選ぶ力」を自然と身につけていきます。これらの力は、学校生活だけでなく、将来の社会生活を送る上でも不可欠な「生きる力」となります。ぜひ今日の授業から、これらのワークシートを活用してみてください。


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