【保存版】発達障害の子におすすめのボードゲーム5選!

自立活動•SST

「ゲームに負けると怒ってしまう」「順番を待つのが難しい」「友達と相談しながら遊ぶ経験を増やしたい」……。特別支援学級の授業や家庭で、どのようなボードゲームを選べばよいか迷うことはありませんか。

ボードゲームは、やり取りを楽しみながら、自分の希望を伝えたり、困ったときの方法を試したりできる活動の一つです。ただし、合うゲームや参加しやすい条件は、一人ひとり異なります。

この記事では、特別支援学級でボードゲームを活用してきた経験を踏まえ、協力型ゲームやSSTに使える教材を5つ紹介します。ゲームの特徴に加えて、自立活動での目標の考え方、声かけ、ルールの調整方法もまとめました。

まずは「どのゲームが人気か」よりも、本人が何を楽しめるか、どのような場面で困っているかから選んでみてください。

※この記事にはアフィリエイト広告と、筆者が制作した書籍・有料教材の紹介が含まれます。

この記事で分かること

  • 発達障害のある子にボードゲームを選ぶときのポイント
  • 協力型ゲームとSST教材の違い
  • おすすめのボードゲーム・カードゲーム5選
  • 自立活動の目標に合わせた使い方と声かけ
  • 勝ち負けや待ち時間が負担になる場合の調整方法
  1. 発達障害のある子におすすめのボードゲームは?目的から選ぶ5選
  2. ボードゲームを自立活動で使うときの考え方
    1. 人間関係の形成(第3区分)
    2. コミュニケーション(第6区分)
    3. 心理的な安定(第2区分)
  3. 子どもに合うボードゲームを選ぶ5つのポイント
  4. 特別支援学級・家庭で使えるボードゲームとSST教材5選
    1. 1.はじめてのゲーム・果樹園|簡単なルールで協力する
    2. 2.SSTボードゲーム「なかよしチャレンジ」|学校生活の対応を考える
    3. 3.スペース・エスケープ|仲間と相談して脱出を目指す
    4. 4.ザ・マインド|タイミングを考えながらチームで挑戦する
    5. 5.パンデミック:新たなる試練|役割分担と相談を楽しむ
  5. 負けると怒る・順番を待てないときは、参加の条件を見直す
  6. ゲーム前の目標と、ゲーム後の振り返りをどう設定する?
    1. 目標は「その場でできる行動」にする
    2. 振り返りでは、支えになった条件も記録する
  7. ゲームと組み合わせる自立活動・SSTの書籍と教材
    1. 実践の考え方を知りたい方へ|Kindle版
    2. 印刷して使う教材も準備したい方へ|note教材セット
  8. ボードゲーム選びでよくある質問
    1. 協力型なら、負けるのが苦手な子でも遊べますか?
    2. 対象年齢に達していれば使えますか?
    3. ルールを簡単にしてもよいですか?
    4. 話すことが苦手な子にも使えますか?
  9. まとめ|本人が楽しめる条件と、必要な支援から選ぼう
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    2. 参考資料・公式商品情報

発達障害のある子におすすめのボードゲームは?目的から選ぶ5選

今回紹介する5つを、取り入れたい活動から整理しました。厳密な難易度順ではありません。年齢表示だけでなく、ルールの理解、読む量、待ち時間、本人の好みも確認してください。

ゲーム・教材取り入れたい活動選ぶときの確認点
はじめてのゲーム・果樹園色を手がかりに動く、順番に参加する、共通の目標を楽しむ簡単なルールから始めたい子に。シリーズの別版との違いを確認する
なかよしチャレンジ学校生活の場面について、気持ちや対応方法を考える質問を読む量や場面の理解に合わせてカードを選ぶ
スペース・エスケープ盤面を見て相談する、仲間と脱出方法を考えるヘビや危機の演出が負担にならないか確認する
ザ・マインドタイミングを考えながらチームで挑戦する数字の大小と、情報を伝え合えないルールを楽しめるか確認する
パンデミック:新たなる試練役割を分担し、選択肢を相談して決めるルールや情報量が多い。長めの協力ゲームに慣れた子向けに検討する

協力型ゲームは、プレイヤー同士が順位を競う代わりに、共通の目標を目指します。ただし、チーム全体の勝ち負けや、仲間からの助言が負担になる場合もあります。「協力型なら必ず安心」と決めず、本人の反応を見ながら選びましょう。

なお、「なかよしチャレンジ」は学校生活の場面を扱うSST教材です。ほかの協力型ゲームと同じ仕組みではありませんが、気持ちの伝え方や困ったときの対応を考える教材として紹介しています。

ボードゲームを自立活動で使うときの考え方

ボードゲームには、順番を確認する、相談する、助けを求める、休憩を選ぶなど、さまざまなやり取りが含まれています。

自立活動として取り入れる場合は、子どもの実態や学習上・生活上の困難を整理し、目標を設定したうえで、必要な内容と活動を選びます。同じゲームを使っても、一人ひとりの目標は異なって構いません。

ここでは、関連する内容の例を紹介します。ゲームごとに区分が固定されるわけではなく、必要な項目を選んで関連付けることが大切です。

人間関係の形成(第3区分)

仲間と同じ活動に参加したり、相手の考えを聞いたりする場面を設けられます。

例えば、「自分の番を目印で確かめる」「友達の提案を聞いてから選ぶ」「道具を一緒に使う」など、本人に必要な内容を具体的な目標にします。最初から全員に同じ参加の仕方を求めず、見学や大人とのペア参加から始める方法もあります。

コミュニケーション(第6区分)

「これを使いたい」「手伝ってほしい」「少し休みたい」など、自分の希望を伝える機会になります。

伝える手段は発話だけに限定しません。カード、指差し、文字、身ぶりなど、本人が使いやすい方法を用意します。相談するゲームでは、大人が短い表現の見本を示すこともできます。

心理的な安定(第2区分)

見通しを持って参加したり、不安や悔しさが強くなったときに対処方法を選んだりする活動として検討できます。

目標は「負けても怒らない」と一括りにせず、「悔しくなったらカードで休憩を伝える」「道具を置いて大人に助けを求める」など、実際に取れる行動にすると支援しやすくなります。

指導を振り返って
私は、負けるたびにボードをひっくり返す子に「ダメでしょ!」と叱るだけでは、次の行動につながらなかった経験があります。そこで必要だったのは、負けそうになったときに助けを求める方法や、勝敗の負担を小さくして参加できる活動を用意することでした。

自立活動の内容と指導計画については、文部科学省「特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編」も参考にしてください。

子どもに合うボードゲームを選ぶ5つのポイント

診断名だけで、好むゲームや苦手なゲームを決めることはできません。実際の遊び方を見ながら、次の点を確認します。

  • ルールが分かるか:言葉の説明だけでなく、大人が一度やって見せると理解できるかを確かめます。
  • 情報量が合っているか:文字、数字、カードの種類、盤面の複雑さを確認します。
  • 待ち時間が長すぎないか:少人数や短時間でも楽しめるかを考えます。
  • 勝敗や演出の負担はどうか:敗北、脱落、タイマー、怖い絵柄などへの反応を見ます。
  • 本人が参加方法を選べるか:見学する、大人と組む、途中で休むなどの選択肢を用意します。

ブラフや脱落のあるゲームも、楽しめる子と負担を感じる子がいます。「発達障害だから避ける」と一律に判断せず、本人の希望と活動の目的に合わせて検討してください。

特別支援学級・家庭で使えるボードゲームとSST教材5選

ここからは、各ゲームの基本的な特徴と、授業・家庭で使う際の工夫を紹介します。声かけや調整方法は活用例です。ルールを変更する場合は、参加する人と先に共有しましょう。

1.はじめてのゲーム・果樹園|簡単なルールで協力する

【選びたい場面】
色を見て行動する、順番に道具を使う、共通の目標に向かって遊ぶ経験を取り入れたいとき。

【ゲームの概要】
サイコロを振り、出た目に応じて果物を収穫します。カラスが果樹園に着く前に、みんなで果物を集める協力ゲームです。

ここで紹介する「はじめてのゲーム・果樹園」は、カラスの目が出るとカラスのコマが道を進む版です。「果樹園」シリーズには別の版もあるため、購入時は商品名・内容物・説明書を確認してください。

【自立活動で考えられる目標例】

  • 目印を見て自分の番を確かめ、サイコロを受け取る。
  • 出た色と果物を対応させ、選んだ果物をかごに入れる。
  • 困ったときに、指差しや言葉で大人に助けを求める。

【進め方の工夫】
最初は大人が一度やって見せ、「振る→選ぶ→かごに入れる」の流れを共有します。説明を一度に増やさず、その場で必要な手順を短く伝えると進めやすくなります。

カラスが進むことを怖がったり、負けそうな状況で緊張したりする場合は、大げさに危機を演出せず、落ち着いた声で状況を伝えます。必要に応じて途中で休んだり、勝敗を設けずに果物を集める遊びへ変えたりする方法もあります。後者は通常ルールとは異なる導入活動です。

【声かけ例】
「赤が出たね。どの果物にする?」「次の人にサイコロを渡せるかな?」「少し休む? 続ける?」

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2.SSTボードゲーム「なかよしチャレンジ」|学校生活の対応を考える

【選びたい場面】
小学校低学年を中心に、学校生活の困りごとについて、対応の選択肢を見ながら考えたいとき。

【ゲームの概要】
学校生活の問題を扱う質問カードを使いながら進む、すごろく形式のSST教材です。質問の答えの多くが3択になっており、カードを選んで使うことができます。

自由に答えを考えることが難しい子にも、選択肢が話し合いの手がかりになります。ただし、読む量や場面の理解に合わせて、大人が読み上げる、扱うカードを絞るなどの調整が必要です。

【自立活動で考えられる目標例】

  • 困った場面で使えそうな対応を、選択肢から選ぶ。
  • 自分の希望や、助けてほしいことを伝える方法を知る。
  • 友達と考えが違うときに、相手の理由を聞く。

【進め方の工夫】
選んだ答えをすぐに採点するのではなく、「何が困っているのかな」「その方法で相手に伝わりそうかな」と、場面と本人の考えを確かめます。

頼み方や断り方を試す場合は、大人と短く練習する、カードを指差す、見学するなどの方法を選べるようにします。人前でのロールプレイを必須にする必要はありません。

【声かけ例】
「どの方法なら使えそう?」「困っていることを先生に伝えるなら、どう言おうか?」「選択肢以外の方法でもいいよ」

商品の仕様については、販売元の「なかよしチャレンジ」案内も確認できます。

3.スペース・エスケープ|仲間と相談して脱出を目指す

【選びたい場面】
盤面を見ながら相談する、複数の選択肢から方法を選ぶ、仲間の行動と自分の行動を結び付けて考えたいとき。

【ゲームの概要】
宇宙ステーションを舞台に、ヘビを避けながら装備を集め、仲間と脱出ポッドを目指す協力ゲームです。自分のコマだけでなく、盤面全体を見て行動を考える面白さがあります。

【自立活動で考えられる目標例】

  • 動かしたい場所を、指差しや言葉で仲間に伝える。
  • 大人や友達と、動かした後の状況を確かめる。
  • 自分だけでは決めにくいときに相談する。

【進め方の工夫】
最初は大人が一緒に盤面を指しながら、今できることを整理します。「どこに動く?」だけでは難しい場合は、動ける場所を二つ示すなど、考える範囲を調整します。

相談するときは、ゲームに慣れた人だけが答えを決めないようにします。「こっちにしなさい」と指示を重ねるより、本人が選べる時間を確保しましょう。ヘビや脱出の緊張感が負担になる場合は、別のゲームを選ぶこともできます。

【声かけ例】
「ここに動くと、次はどうなるかな?」「どちらの方法を試してみたい?」「一人で決めにくかったら、一緒に考えようか?」

私の実践や詳しい活用方法は、スペース・エスケープの紹介記事にまとめています。

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4.ザ・マインド|タイミングを考えながらチームで挑戦する

【選びたい場面】
数字の大小が分かり、言葉で相談できない独特のルールや、カードを出すタイミングを考える遊びを本人が楽しめそうなとき。

【ゲームの概要】
各自の手札にある数字カードを、チーム全体で小さい順に出していく協力型カードゲームです。通常のゲームのように、手札の数字を教え合って相談することはできません。

「相手の顔を読んで数字を当てるゲーム」ではなく、情報を伝え合えない条件でタイミングを合わせることを楽しむゲームです。数字を知らせる合図なども、説明書の禁止事項を確認してください。

【活動で考えられる目標例】

  • 共有したルールを確認して参加する。
  • 緊張や難しさを感じたときに、休憩や終了の希望を伝える。
  • 活動後に、難しかったことや試したことを自分なりの方法で振り返る。

【進め方の工夫】
言葉で相談できないこと自体に不安を感じる場合は、無理に勧めません。最初に大人が見本を示し、短い試行でルールを共有します。

手札を見せたり話し合ったりして練習する場合は、通常ルールとは異なる導入活動として行います。失敗した人を責めたり、目を合わせることを求めたりせず、本人がその遊びを楽しめているかを確かめてください。

【声かけ例】
「このルール、もう一度確認する?」「今のところは難しかったね。続ける?」「どんなところが面白かった?」

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5.パンデミック:新たなる試練|役割分担と相談を楽しむ

【選びたい場面】
複数のルールや情報を扱うゲームに慣れ、役割分担や作戦の相談を楽しめる子と取り組みたいとき。

【ゲームの概要】
プレイヤーがそれぞれ異なる役割を担当し、世界に広がる感染症にチームで立ち向かう協力型ボードゲームです。どこへ移動するか、どの行動を優先するかなどを相談して進めます。

公式案内では対象年齢8歳以上、プレイ人数2〜4人、プレイ時間約45分とされています。ただし、授業での説明や振り返りには別の時間が必要です。年齢だけで決めず、読む量、見通し、活動時間が合うかを確かめてください。

【自立活動で考えられる目標例】

  • 自分の役割でできることを、仲間や大人と確認する。
  • 複数の案から、自分の考えを選んで伝える。
  • 仲間の意見を聞き、次の行動を相談して決める。

【進め方の工夫】
一度にすべての情報を説明するより、手順表を用意し、今選べる行動を整理します。ゲームに慣れた一人が全員の行動を決めてしまわないよう、担当する本人に選ぶ機会を残します。

発言を促す場合も、突然みんなの前で答えさせず、二つの案から選ぶ、大人と相談するなどの方法を用意しましょう。感染症というテーマに不安を感じる場合は、別の題材のゲームを選びます。

【声かけ例】
「今できることを一緒に確認しよう」「二つの案なら、どちらを試したい?」「ほかの人の考えも聞いてみようか?」

購入時は「基本セット」かを確認してください。「パンデミック:迫りくる危機」などは拡張セットで、単体では遊べません。初めて購入する場合は、紹介している「パンデミック:新たなる試練」と商品内容が一致しているかを確かめましょう。

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ルールや対象年齢などは、ホビージャパンの公式商品案内も参考にしてください。

負けると怒る・順番を待てないときは、参加の条件を見直す

ゲームが進まないときは、「ルールを守らせる」声かけを増やす前に、何が負担になっているかを確かめます。

見られる様子確認したいこと調整の例
自分の番より先に動く順番が分かるか、待ち時間が長すぎないか順番の目印を置く、人数を減らす、一人の手番を短くする
負けそうになると怒る見通し、不安、疲れ、過去の経験など短い活動にする、休憩方法を先に共有する、勝敗のない活動も用意する
相談に入れない考える時間や伝える手段があるか選択肢を示す、指差しを使う、大人とペアになる
友達の行動を強く指示する自分の案だけで進めようとしていないか、不安が強くないか提案と決定を分け、担当する本人が選ぶ時間を作る
途中で離れる疲れ、音、難しさ、活動への興味など静かな場所や休憩を選べるようにし、参加時間を調整する

強い怒りが出ているときは、その場で長く説明したり、謝罪や言い直しを繰り返し求めたりせず、まず安全と落ち着ける環境を整えます。落ち着いてから、次に使えそうな方法を短く確かめましょう。

「休んだら負け」「最後まで参加しないと失敗」とせず、自分に必要な休憩や助けを伝えられたことも、目標に応じて捉えることが大切です。

ゲーム前の目標と、ゲーム後の振り返りをどう設定する?

自立活動の授業では、本人に必要な目標と支援を整理して取り組みます。一方、家庭の余暇として遊ぶときまで、毎回課題や評価を設ける必要はありません。楽しむ時間としての遊びも大切にしましょう。

目標は「その場でできる行動」にする

「仲良くする」「負けても怒らない」だけでは、何をすればよいかが分かりにくい場合があります。例えば、次のような行動に置き換えられます。

  • 自分の番が分からないときに、順番の目印を見る。
  • 使いたい道具を指差しや言葉で伝える。
  • 困ったときに「手伝って」のカードを渡す。
  • 悔しくなったら、道具を置いて休憩を伝える。
  • 友達の案を聞いた後に、自分が試したい方法を選ぶ。

目標を本人が選べる場合は、一緒に相談します。目標を考えること自体が難しい場合は、大人が実態に応じて設定し、本人に分かる形で共有します。

振り返りでは、支えになった条件も記録する

活動後は、勝敗や達成・未達成だけでなく、どのような支援があると参加できたかを確かめます。

  • 順番カードがあると、自分の番を確かめられた。
  • 二つの選択肢から、自分の考えを選べた。
  • 大人の声かけを受けて、休憩を伝えられた。
  • 人数が少ないときは、相談に参加しやすかった。

本人の感想も、言葉、表情、指差しなど、伝えやすい方法で確かめます。大人が「楽しかったよね」と答えを誘導せず、「難しかった」「もうやりたくない」という意思も受け止めましょう。

目標設定と振り返りを詳しく知りたい方は、自立活動の「めあて」と「振り返り」の設定方法をご覧ください。

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note教材セットは、書籍のPDF版、ワークシート等7枚、「すきなのどっち?」カード50枚をまとめたセットです。

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最新の価格、収録内容、利用条件は販売ページをご確認ください。

ボードゲーム選びでよくある質問

協力型なら、負けるのが苦手な子でも遊べますか?

個人同士で順位を競わない点が、参加しやすさにつながる場合があります。ただし、チームの敗北や「自分のせいで負けた」という不安を感じることもあります。短時間で試し、休憩や別の活動も選べるようにしましょう。

対象年齢に達していれば使えますか?

対象年齢は目安の一つです。文字や数字の理解、ルールの数、待ち時間、本人の興味なども確認してください。授業でのねらいと、メーカーが設定する対象年齢は分けて考えます。

ルールを簡単にしてもよいですか?

活動の目的に応じて調整できます。ただし、通常ルールとの違いを先に共有し、参加する人が納得して遊べるようにします。毎回その場でルールが変わることが、不安につながる場合もあるためです。

話すことが苦手な子にも使えますか?

使い方を調整できるものがあります。指差し、選択カード、大人とのペア参加など、本人に合う手段を用意してください。話す量の多さだけで参加や学びを評価しないことが大切です。

まとめ|本人が楽しめる条件と、必要な支援から選ぼう

今回紹介した5つは、それぞれに違う特徴があります。

  1. はじめてのゲーム・果樹園:簡単なルールで、順番や共通の目標を楽しむ。
  2. なかよしチャレンジ:学校生活の場面から、気持ちの伝え方や対応方法を考える。
  3. スペース・エスケープ:盤面を見ながら、仲間と方法を相談する。
  4. ザ・マインド:情報を伝え合えない条件で、タイミングを合わせる挑戦を楽しむ。
  5. パンデミック:新たなる試練:役割を分担し、作戦を相談して決める。

大切なのは、ゲームの難易度を上げることや、最後まで我慢して参加させることだけを目指さないことです。本人が何を楽しめたか、何に困ったか、どの支援が役立ったかを見ながら、活動を調整していきましょう。

まずは一つ、本人が興味を持ったゲームを短い時間から試してみてください。自分の希望を伝える、助けを求める、友達と一緒に選ぶといった経験を、日常の支援にもつなげていきます。

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参考資料・公式商品情報

自立活動の区分・指導内容と、各商品の基本的な特徴の確認に使用した資料です。本文の声かけ・目標・調整方法は、これらの資料を踏まえた活用例であり、各商品の療育効果を保証するものではありません。

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