「子どもが課題になかなか取り組まない」
「楽しい活動から次の活動への切り替えが難しい」
「担任の先生に子どもの様子をどう伝えればよいか分からない」
特別支援教育支援員や学校介助員として働く中で、このような場面に困ることはありませんか?
私は小学校の特別支援教育に携わり、学校介助員の方と一緒に働いた経験があります。
子どもへの支援には、知識や経験が必要です。しかし、支援員一人ですべてを判断したり、困った場面に対応したりする必要はありません。
大切なのは、子どもの困り感や本人の意思を確かめ、担任と協力して支援を考えることだと思います。
そこで、日々の支援で使える「特別支援教育支援員・学校介助員のための実践サポート教材3点セット」を作成しました。
学校でよくある2つの場面への対応シートと、担任との情報共有シートをまとめた、A4サイズの無料PDF教材です。
有料記事の購入やLINE登録は必要ありません。note記事の無料公開部分からダウンロードできます。

無料・A4縦・全8ページ/ZIP形式(PDF4ファイル)
※noteの無料公開部分にZIPファイルがあります。有料版の購入は不要です。
無料教材3点セットの内容
今回の無料セットには、支援員が子どもへの対応に迷ったときに使える2つのガイドと、担任との情報共有に使えるシートが入っています。
それぞれA4縦2ページです。さらに、セット全体の使い方を説明した利用ガイド2ページを収録しています。
| 収録資料 | 内容 |
|---|---|
| ① 課題に取り組まない子への支援 | 困り感の確認、本人の意思確認、声かけ、環境調整、担任への相談 |
| ② 活動の切り替えが難しい子への支援 | 見通しの提示、活動の区切り方、本人の希望、次の活動へのつなぎ方 |
| ③ 担任・支援員の5分間情報共有シート | 観察した事実、本人の意思、試した支援、次回の対応を共有する記録様式 |
| 使い方・利用案内 | 教材の使い方、注意事項、個人情報の管理、利用条件 |
必要なものだけ印刷して使えるため、すべてのページを毎回持ち歩く必要はありません。まずは困っている場面に合う資料から確認してください。
① 課題に取り組まない子への支援
授業中、プリントが配られても手が止まっている。何度声をかけても活動を始められない。
そんなとき、つい「早く始めよう」「まずはやってみよう」と声をかけたくなるかもしれません。
しかし、取り組めない背景には、課題の難しさ、指示の分かりにくさ、失敗への不安、疲れや環境の負担など、さまざまな可能性があります。
この教材では、「やらせる方法」ではなく「取り組みにくい理由を確かめる方法」を整理しました。

- まず観察したいこと
- 本人の気持ちや希望を確かめる方法
- 課題や環境を調整するための4ステップ
- 具体的な声かけの例
- 担任との共有・振り返りのポイント
一度の声かけで活動を始められることだけを成果とせず、本人が安心して参加できる条件を探すための資料です。
例えば、プリントに取り組めない子に対して「やりたくないのだろう」と考えるのではなく、問題文を読むことが難しいのか、書くことが負担なのか、課題の量が多いのかといった視点から考えます。
本人に合った方法を担任と相談することで、必要な支援を具体的に検討できます。
② 活動の切り替えが難しい子への支援
休み時間が終わっても遊びを続けたい。好きな活動を終えることに納得できない。次の授業に移れない。
こうした場面では、単に「もう終わりです」と伝えるだけでは切り替えが難しい場合があります。
子どもによっては、終わりの見通しが持てなかったり、活動を途中でやめることに不安を感じたりすることがあります。
この教材では、活動の終わり方を一方的に決めるのではなく、本人の意思を確認し、見通しと選択肢を用意する支援を紹介しています。

- 切り替えが難しい背景を考える
- 次の活動の見通しを伝える
- 本人が納得できる区切り方を探す
- 言葉以外の意思表示にも対応する
- 担任と次回の支援方法を共有する
子どもの状況に合わせて、活動を終えるタイミングや伝え方を調整するためのガイドです。
例えば「あと5分で終わり」と伝えても難しい場合は、現在の活動をどこで区切るのか、次に何をするのか、本人がどのような終わり方を希望しているのかを確認することが考えられます。
切り替えられなかったことを責めるのではなく、見通しや環境を整えるための手掛かりを探します。
③ 担任・支援員の5分間情報共有シート
支援員として働いていると、「子どもの様子を担任の先生に伝えたいけれど、忙しそうで話しかけにくい」と感じることもあるかもしれません。
また、「今日、あの子は落ち着きがありませんでした」といった報告だけでは、次にどのような支援をすればよいかを考えることが難しい場合もあります。
そこで、短い時間でも子どもの姿を具体的に共有できるシートを作成しました。
次の5項目を順番に確認します。
- 観察した事実
- 本人の意思や伝え方
- 試した支援とその後の様子
- 次回そろえる対応
- 確認事項・申し送り

例えば、「算数の授業中、課題に取り組まなかった」とだけ伝えるのではなく、「問題文を一緒に確認すると、最初の1問に取り組み始めた」といった具体的な事実を共有します。
これにより、担任と支援員が次に試す方法を相談しやすくなります。
1ページ目は繰り返し印刷できる記入用シート、2ページ目には架空の記入例と使い方を掲載しています。
※「5分」は短時間で共有するための目安です。必要な話し合いを省略するものではありません。情報共有は勤務時間内に行い、緊急時には学校の正式な報告・対応手順を優先してください。
無料教材のダウンロードはこちら
3つの教材と使い方ガイドを、ZIPファイルにまとめました。
有料版の購入やLINE登録は必要ありません。無料見本3点は、公開中のnote記事の無料部分からダウンロードできます。
- ファイル形式:ZIP(中身はPDF4ファイル)
- 総ページ数:8ページ
- 用紙サイズ:A4縦
- 教材の内容版:v0.1
- 利用料金:無料
無料・A4縦・全8ページ/購入不要
ダウンロード後の使い方
- 上のボタンからnote記事を開きます。
- 記事の無料公開部分にある「無料見本3点セット」のZIPファイルをダウンロードします。
- ZIPファイルを展開し、最初に「はじめに・使い方と利用案内」のPDFを読みます。
- 困っている場面に合う教材を選びます。
- 必要なページをA4・100%の大きさで印刷します。
- 担任と支援方針を確認し、子どもの実態に合わせて活用します。
情報共有シートは、1ページ目だけを繰り返し印刷して使用できます。
スマートフォンでZIPファイルが開けない場合は、端末のファイル管理アプリなどで展開するか、パソコンでのダウンロードをお試しください。
この教材を使うときに大切にしてほしいこと
この教材は、支援員が子どもの行動をコントロールするためのマニュアルではありません。
子どもが困っている背景を考え、本人の意思を尊重しながら、担任とともによりよい支援を探すための参考資料です。
子どもの意思を確認する
「課題をやりたくない」「まだ遊びたい」という反応にも、本人なりの理由があるかもしれません。
言葉で表現することが難しい子には、指差しやカードなど、本人に合った伝え方を用意することも大切です。
担任と支援方針を共有する
特別支援教育支援員や学校介助員の職務範囲は、自治体や学校の任用・配置条件によって異なります。
教材に書かれた方法を一律に実施するのではなく、担任や特別支援教育コーディネーターなどと相談し、学校としての支援方針に沿って活用してください。
支援員だけで抱え込まない
教室からの飛び出し、物を投げる行動、けがにつながる状況など、安全に関わる問題は支援員一人で対応することを前提にしてはいけません。
緊急時は、学校の安全マニュアルに従い、必要な応援や報告を行ってください。
また、教材の記録欄に児童の個人情報を記載する場合は、学校の規程に沿って管理し、私物端末や外部サービスへ無断で保存・送信しないようにしてください。
無料教材の利用条件
本セットは、SpecialEducationJourneyが作成した無料の参考教材です。
利用できること
- 個人の学習や研修のために閲覧・印刷すること
- 勤務先の学校等で、支援に必要なページを印刷して使用すること
- 勤務先の校内職員間で教材を共有すること
- 情報共有シートを必要な枚数だけ複写して使用すること
お控えいただきたいこと
- 教材データの再販売や商用素材としての転用
- 教材PDFやZIPファイルのWebサイト・SNS等への再掲載
- 第三者に向けた教材データ一式の無断再配布
教材をほかの学校や知人に紹介したい場合は、ファイルそのものではなく、この無料配布ページまたはnote記事のURLをご案内ください。
なお、本教材は学校の指導計画、合理的配慮の検討、緊急時の対応手順、正式な報告書を代替するものではありません。学校の方針と安全マニュアルを優先してください。
よくある質問
Q.本当に無料ですか?
はい。今回の実践サポート教材3点セットは無料です。note記事の無料公開部分にあるZIPファイルを、有料記事を購入せずに利用できます。
Q.LINEに登録しないとダウンロードできませんか?
いいえ。LINE登録は必要ありません。LINE公式アカウントの案内は、新しい教材や実践情報を受け取りたい方に向けた任意のご案内です。
Q.特別支援学級以外でも使えますか?
通常学級との交流及び共同学習や、校内での個別の支援を考える際にも参考にできます。ただし、子どもの実態や学校の方針に合わせて使い方を調整してください。
Q.担任の先生も使えますか?
はい。支援員の方だけでなく、担任や特別支援教育コーディネーターの方にも活用していただけます。特に、情報共有シートは担任と支援員が一緒に支援を振り返るための資料です。
Q.5分で情報共有が終わらない場合はどうすればよいですか?
必要な相談を5分で終わらせる必要はありません。5分は短時間で状況を整理するための目安です。重要な相談や支援方針の検討には、学校として十分な時間を確保してください。
さらに多くの場面に対応したい方へ|12場面ガイド+リングカード24枚
無料見本を使ってみて、「ほかの場面でも子どもへの関わり方を知りたい」「支援員がその場で使える道具がほしい」と感じた方に向けて、有料の実践サポートセットも用意しました。
内容は、12場面実践ガイド(A4・24ページ)と、リング式イラストカード24枚のセットです。

12場面実践ガイドで対応を整理する
無料見本の2場面に加えて、指示が伝わらない、授業中に立ち歩く、大人の支援を嫌がる、交流学級に参加しづらい、気持ちを伝えられない、友達とトラブルになる、どこまで手伝うか迷うなど、学校でよくある12場面の支援を整理しています。
各場面では、その場で確認したいこと、具体的な関わり方、担任との連携、振り返りのポイントを扱っています。
リングカードで本人の気持ちや希望を確かめる
支援員は、いつでもホワイトボードを使えるわけではありません。そこで、手元でめくって子どもに見せられるカードを24枚用意しました。
「こまっている」「てつだって」「じぶんでやりたい」「やすみたい」「いま→つぎ」など、気持ちや希望、見通しを短い言葉とイラストで示しています。

カードを裏返すと、支援員向けの「まず確認」「対応の例」「先生に伝える」も読めるようになっています。
子どもが選ばないことや、言葉以外の表現も尊重しながら、担任と一緒に支援を考えることを大切にしています。
無料見本との違いと価格
無料見本では、課題への取り組みと活動の切り替えに関する基本的な支援、担任との情報共有を試せます。
有料版では、より多くの場面への対応と、本人の意思表示を助けるリングカードを追加しています。
なお、無料見本①と有料版No.01、無料見本②と有料版No.04はテーマが共通します。有料版では、基本対応を試してもうまくいかない場合の再検討や追加調整を扱います。また、無料の情報共有シートと有料版の記録欄には、一部共通する用途があります。
セット価格は2,480円です。ダウンロードして印刷するPDF教材であり、完成したカードやリングなどの現物は付属しません。
まずは無料見本を試してみて、必要だと感じた方は有料版もご検討ください。
無料見本は購入不要/有料セットは2,480円
※教材は支援の参考資料です。子どもの変化や効果を保証するものではありません。学校の方針や安全マニュアルを優先し、本人の実態や意思に合わせて活用してください。
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特別支援教育の教材・実践例をもっと探したい方へ
このブログでは、特別支援学級や自立活動で使える無料プリント、SST教材、学習支援の実践例なども紹介しています。
子どもの困り感や、これから取り組みたい活動に合わせて、必要な教材を探してみてください。
最後に|支援員が一人で悩まないために
特別支援教育支援員や学校介助員の仕事には、子どもの成長を身近に感じられるやりがいがあります。
一方で、子どもへの対応や担任との連携に迷ったり、体力的・精神的な負担を感じたりすることもあると思います。
私は教員として、支援員の方の優しさや忍耐力だけに頼るのではなく、学校全体で子どもを支えられる環境が大切だと考えています。
今回の教材が、支援員の方と担任の先生が子どもの姿を一緒に振り返り、よりよい支援を考えるきっかけになればうれしいです。
ぜひ、必要な場面から使ってみてください。
作成:SpecialEducationJourney(ゆた先生の特別支援ブログ)


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