【小学生向け】自立活動・SST無料プリント11選!使い方と無料DL教材

自立活動•SST

特別支援学級や通級指導教室、あるいは通常の学級での学級経営において、このような悩みをお持ちではありませんか?

「子どもたちの対人トラブルを減らしたいけれど、良い教材が見つからない」
「自立活動の指導案作成や教材準備に時間がかかりすぎてしまう」
「子どもの実態に合った、視覚的にわかりやすいワークシートが欲しい」

ソーシャルスキルトレーニング(SST)や自立活動の指導では、子どもの特性に合わせた教材選びが非常に重要です。しかし、日々の多忙な業務の中で、ゼロから教材を手作りするのは至難の業です。

そこで本記事では、現役の教育現場ですぐに使える「自立活動・SST 無料プリント」を厳選してご紹介します。

この記事を読むと分かること

  • 授業ですぐに使えるSST・自立活動の無料プリント教材(全11種)の入手先
  • 各教材を使った具体的な指導手順と、効果的な「教師の声かけ」のコツ
  • 子どもの「自己理解」や「他者理解」を深めるための授業展開のヒント

紹介するプリントはすべて無料でダウンロード可能です。明日の授業準備の時間を短縮しつつ、子どもたちの笑顔が増える指導の一助としてご活用ください。

また、自立活動の基本的な指導内容や学習指導要領との関連については、文部科学省のガイドラインも合わせて参照すると、より理解が深まります。
(参考リンク)文部科学省:特別支援学校学習指導要領解説 自立活動編

📬 LINE登録限定|自立活動の所見文例PDFを無料配信中!

「ソーシャルスキルトレーニング」や「自立活動」の実践アイデアや無料教材を、定期的にLINEで配信しています。
登録いただいた方には、現在、全学年の自立活動の所見文例8000字のPDFデータをお届けしています。

PDFの受け取りは、たったの30秒!
以下のボタンから①LINEに登録して、②メッセージで「自立所見」と送るだけで、すぐにPDF資料が届きます。自立所見の4文字です。
所見の作成がぐっと楽になると思います。

▼ 今すぐ登録して無料特典を受け取る ▼

私がこの書籍を出版する際、最も大切にしたのは、「忙しい先生の時間をどう守るか」という点です。

知識を提供する「Kindle版」と、教材準備の負担を軽減する「note教材セット」です。

📘 Kindle本をAmazonで見る

✨おすすめの【note教材セット】

noteセットは、書籍のPDF版と、全ワークシート等7枚すきなのどっちカード50枚セットです。

これは、先生が明日からの授業準備に悩む時間を減らし、より充実した授業を行うための頼れるものです。👇

note 教材セットはこちら


感情のコントロールを学ぶ SST 無料プリント

自分の気持ちを言葉にするのが苦手な子どもたちにとって、感情を可視化するツールは必須です。まずは、自分の心と向き合うための基礎的なプリントをご紹介します。

1. こころの天気予報|自分の気持ちを「天気」で表現する

子どもがイライラしていたり、落ち込んでいたりするとき、「どうしたの?」「何があったの?」と聞いても、うまく答えられないことがよくあります。そんな時に役立つのが「こころの天気予報」プリントです。

この教材は、自分の感情を「天気」に例えることで、子どもが直感的に今の気分を表現できるように工夫されています。

【使い方のポイント】
ワークシートには以下の天気マークと感情が対応して描かれています。

  • 🌞 晴れ:うれしい・たのしい
  • ☁️ くもり:なんとなくモヤモヤ
  • 🌧️ :かなしい・がっかり
  • :いらいら・怒っている

指導の具体例(声かけ)
朝の会や、授業の導入でこのシートを提示します。

「みんな、今日のこころの天気はどんな感じかな? 指で差してみてね」

もし「雷」を選んだ子がいたら、「そっか、今は雷なんだね。教えてくれてありがとう」と、まずはその感情を受け止めます。無理に理由を聞き出そうとせず、「自分の気持ちを表現できたこと」を評価してあげてください。

ホワイトボードに大きな天気マークを用意し、子どもたちが自分のネームプレートを貼る形式にするのもおすすめです。クラス全体の「今の気分」が可視化され、教師も学級の雰囲気を瞬時に把握できます。

👉 「こころの天気予報」の無料ダウンロードはこちら


2. 振り返りシート(4ステップ)|パニック後のクールダウンに

トラブルが起きてしまった直後、子どもは興奮状態でうまく説明ができません。そんな時に活用したいのが、事実と感情を整理するための「振り返りシート」です。

【このプリントの特徴】
認知行動療法(CBT)の考え方を取り入れ、以下の4つのステップで構成されています。

  1. できごと(いつ?どこで?だれと?)
  2. 気持ち(イライラ、かなしい、くやしい等を選択+自由記述)
  3. 行動(手が出た、叫んだ、逃げた等を選択+自由記述)
  4. ふり返り(よかった?よくなかった?こんどはどうする?)

指導の具体例
トラブル直後のクールダウンしたタイミングで使用します。

「少し落ち着いたね。さっき何があったか、この紙に丸をつけて教えてくれる?」

書くことが苦手な子でも、選択肢があることで「自分は怒っていたんだ」「叩いてしまったんだ」と客観的に認識しやすくなります。「こんどはどうする?」の欄を一緒に埋めることで、次のトラブル防止につなげることができます。

👉 「振り返りシート」の無料ダウンロードはこちら


トラブルを未然に防ぐ SST 無料プリント(学校生活編)

学校生活には、廊下歩行や休み時間など「暗黙のルール」がたくさんあります。これらを視覚的に学び、適切な行動を身につけるための教材です。

3. こんなときどうする?|廊下でぶつかった時の対応

廊下を走って友達とぶつかってしまった時、とっさに「ごめんね」と言えず、トラブルになることがあります。このプリントは、具体的な場面設定を通して、適切な対応を学ぶことができます。

【授業での活用法】
A4サイズで印刷できるワークシートに加え、提示用のイラストも提供しています。テレビや電子黒板に映し出して、クラス全体で話し合う活動に最適です。

指導の展開例

  1. イラストを見せて「この後、どうなりそうかな?」と想像させる。
  2. 「もし自分だったら、なんて言う?」と問いかける。
  3. 実際に教室でロールプレイ(役割演技)を行い、「大丈夫?」「ごめんね」と言葉にする練習をする。

活動の入り口として活用することで、実際の場面でもスムーズな言葉かけができるようになります。

👉 「こんなときどうする?」の無料ダウンロードはこちら


4〜7. 学校生活の過ごし方シリーズ|休み時間・給食・掃除

ここでは、学校生活の「特定の場面」にフォーカスした SST 無料プリント を4枚セットでご紹介します。これらは日常の場面を切り取ったイラストを見ながら、「自分ならどうするか」「相手はどう思うか」を考える実践的なワークです。

👉 学校生活SSTワークシート(4〜7)の無料ダウンロードはこちら

4. 授業と授業の間の「短い休み時間」

10分休みなどは時間が短く、トイレや移動教室の準備などで慌ただしくなりがちです。見通しを持てずにパニックになる子もいます。

  • ねらい: 限られた時間で何を優先すべきか(トイレ、水分補給、準備など)を整理し、優先順位をつける練習をします。

5. 昼休みのトラブル防止(校内・校庭)

自由度の高い昼休みは、最もトラブルが起きやすい時間帯です。

  • ワークの内容: イラストを見ながら以下の問いを考えます。
    • 「楽しそうに過ごしている人は誰?」
    • 「注意してあげたい人は誰? なんて声をかける?」
    • 「自分ならどこで何をする?」
  • 発展活動: ワークシートで考えた後、実際に学校内を歩いて「安心して過ごせる場所マップ」を作るのがおすすめです。「教室がうるさい時は図書室に行こう」など、自分の避難場所(クールダウンスペース)を確保することは、学校への安心感に直結します。

6. 給食のマナーと思いやり

給食指導は「早く食べなさい」といった注意になりがちですが、SSTの視点を入れることで「楽しいコミュニケーションの時間」に変えられます。

  • ワークの内容:
    • 「マナーを守れている人は?」
    • 「苦手な野菜を頑張って食べた友達に、どんな言葉をかける?」
  • 指導のコツ: 「〇〇さんがんばってるね」「一緒に食べてみようか」といった具体的な肯定語のストックを増やしてあげましょう。自分が言われて嬉しい言葉は、相手に言っても喜ばれます。

7. 昼休みの教室での過ごし方

雨の日など、教室内で過ごさなければならない時のルール確認に使います。
机の上に乗ったり、大きな声を出したりしているイラストを見て、「なぜ危ないのか」「周りの人はどんな気持ちか」を考えさせます。

※このシリーズは、担任の先生の声かけ一つで、クラスの雰囲気が劇的に変わる良質な教材です。


自己肯定感を高める SST 無料プリント(振り返り・自己理解)

SSTや自立活動の最終的な目標は、子どもたちが自分自身を理解し、主体的に行動できるようになることです。そのために欠かせない「自己理解」と「振り返り」のツールを紹介します。

8. 1日の振り返りシート|「できたこと」に注目する

毎日の終わりに活用する振り返りシートです。このシートの最大のねらいは、反省させることではなく、「成功体験」を言語化し、自己肯定感を高めることにあります。

【シートの記入項目】
子どもが負担なく継続できるよう、項目は極めてシンプルに設計されています。

  1. 今日できたこと
  2. もう少しがんばりたいこと

記入例

  • 今日できたこと: 発表のとき、みんなの方を見て話せた。給食を時間内に食べ終わった。
  • もう少しがんばりたいこと: 先生の話を最後まで座って聞く。

指導のポイント
「できたこと」が見つからない子には、教師が「今日は朝の挨拶が元気だったね」とフィードバックし、それを書かせてください。小さな「できた」の積み重ねが、次の挑戦へのエネルギー(心理的な安定)となります。

👉 「1日の振り返りシート」の無料ダウンロードはこちら


9. わたしのトリセツ(自己理解シート)|自分の特性を伝える

高学年の児童や、自分の特性について考え始めた子にぜひ取り組んでほしいのが、この「わたしのトリセツ」です。

これは、自分が「どんな時に困りやすいか」「どう助けてほしいか」を整理し、周囲(先生や友達)に伝えるための自己権利擁護(セルフ・アドボカシー)のツールです。

【シートの構成】

  • なまえ(ニックネーム)
  • すきなこと・じかん
  • きらいなこと・にがてなこと
  • こんなとき、こうしてほしい(自分のトリセツ)
  • 自分のいいところ
  • これからできるようになりたいこと

活用のメリット
例えば「大きな音が苦手です。雷が鳴ったらイヤーマフを使いたいです」と自分で書くことができれば、それは「わがまま」ではなく「必要な支援の要請」になります。
イラスト入りで低学年でも取り組みやすく、個別の指導計画作成時の本人面談資料としても非常に有効です。

👉 「わたしのトリセツ」の無料ダウンロードはこちら


楽しくコミュニケーション!ゲーム形式の SST 無料プリント

最後は、楽しみながら自然と他者と関われる、ゲーム形式のSST教材です。学級開きや、席替え後のアイスブレイクに最適です。

10. わたしのベスト3|会話のきっかけを作る

「何を話せばいいかわからない」という子にとって、テーマが決まっている活動は安心感があります。

【やり方:かんたん3ステップ】

  1. テーマを決める: 子どもの興味や季節に合わせて設定します。
    • 身近なテーマ: 「好きな給食ベスト3」「夏休みに楽しかったことベスト3」
    • 創造的なテーマ: 「無人島に持っていくものベスト3」「魔法が使えたらやりたいことベスト3」
  2. ワークシートに記入: 自分のベスト3を書き込みます。
  3. 発表・交流: ペアやグループで見せ合い、「それ、僕も好き!」「えー、意外!」といった反応を楽しみます。

準備が簡単で、5分〜10分の隙間時間でも実践できるのが魅力です。

👉 「わたしのベスト3」の無料ダウンロードはこちら


11. 自己紹介ビンゴ|動いて、話して、仲間を見つける

「自己紹介ビンゴ」は、ただの自己紹介ではなく、ゲーム性を持たせたインタビュー活動です。

【ルールの概要】
ビンゴカードの各マスには、「朝ごはんにパンを食べた人」「夏休みに海に行った人」「犬を飼っている人」などの特徴(条件)が書かれています。
子どもたちは教室を歩き回り、友達に「ねえ、今日の朝ごはんはパンだった?」とインタビューします。条件に合う人を見つけたらサインをもらい、タテ・ヨコ・ナナメを揃えていきます。

この活動のSST的効果

  • 他者への関心: 相手を知ろうとする姿勢が育ちます。
  • 社会的スキル: 「今、話しかけていい?」「ありがとう」といった基本スキルを自然に練習できます。
  • 集団参加: 普段話さない子とも、ゲームのルール上、自然に関わることができます。

ワクワクしながら取り組む中で、教室のあちこちで笑顔がこぼれる活動です。

👉 「自己紹介ビンゴ」の無料ダウンロードはこちら


まとめ:SST 無料プリントをうまく活用して、指導の幅を広げよう

今回は、明日から使える「自立活動・SST 無料プリント」を11選ご紹介しました。

  1. こころの天気予報(感情の可視化)
  2. 振り返りシート(トラブル後の整理)
  3. こんなときどうする?(行動の予行演習)
  4. 学校生活SST・短い休み時間(見通しを持つ)
  5. 学校生活SST・昼休みのトラブル防止(安全基地の確保)
  6. 学校生活SST・給食のマナー(肯定的な言葉かけ)
  7. 学校生活SST・教室での過ごし方(ルール理解)
  8. 1日の振り返りシート(自己肯定感アップ)
  9. わたしのトリセツ(自己理解・発信)
  10. わたしのベスト3(会話のきっかけ)
  11. 自己紹介ビンゴ(他者交流・関わり)

これらの教材は、単に配って書かせるだけでなく、「先生がどう関わるか」「どうフィードバックするか」で効果が何倍にもなります。

まずは、クラスの実態に合いそうなものを1つ選んで、印刷してみてください。先生の準備が楽になれば、その分、子どもたちと向き合う余裕が生まれます。視覚的な教材の力を借りて、子どもたちの「できた!」「わかった!」を増やしていきましょう。

あなたへのおすすめアクション

まずは「こころの天気予報」か「1日の振り返りシート」を1枚ダウンロードし、明日の朝の会や帰りの会で実際に使ってみませんか? 子どもたちの反応が、きっと変わるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました