注意してもその場限りで、すぐにまた走ってしまう子どもたち。
実は、ただ注意するだけでは解決しない深い理由と、環境や心理に働きかける効果的なアプローチがあります。
この記事では、
「廊下を走らないために、その解決 方法」をテーマに、なぜ子どもは走ってしまうのかという原因分析から、小学校や保育園ですぐに実践できる具体的な取り組み、そして子ども自身に考えさせるためのワークシート活用法までを網羅しました。
この記事を読むと分かること
- 廊下を走ってしまう子の解決 方法として効果的な環境設定と指導のコツ
- 廊下歩行 取り組みの成功事例(ユニークな仕掛けやルール)
- 小学校 廊下を走らないようにする 方法としての委員会活動や掲示物の工夫
- 廊下を走る なぜ?子どもが走ってしまう心理的・発達的要因
- 廊下を走らない 工夫 保育園・幼稚園で使える遊びを取り入れた指導法
- 廊下歩行の取り組み 小学校での学年別アプローチ
記事の最後には、子どもたちが自分の行動を振り返り、目標を立てられる「廊下歩行指導用ワークシート」のダウンロードもご用意しています。明日からの指導にぜひお役立てください。
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廊下を走る なぜ?子どもが走ってしまう心理的背景と環境要因
「何度言っても走る」のには、子どもなりの理由や、学校という環境特有の要因があります。解決策を講じる前に、まずはその背景を理解しましょう。
脳の発達と衝動のコントロール
特に低学年や幼児の場合、脳の前頭葉にある「抑制機能」がまだ発達途上です。「走ってはいけない」と頭では分かっていても、楽しいことがあったり、急いでいたりすると、衝動を抑えきれずに体が動いてしまいます。これは「言うことを聞かない」のではなく「身体が反応してしまう」状態に近いのです。
直線的な環境が「走る意欲」を刺激する
学校の廊下は長く、障害物のない直線です。人間には、長く伸びる直線を見ると、無意識にそこを駆け抜けたくなったり、先へ急ぎたくなったりする心理的特性があります。環境そのものが「走ること」を誘発している場合があるのです。
「急ぐ」ことへのプレッシャー
休み時間が短い、移動教室に遅れそう、給食の準備があるなど、学校生活は常に時間に追われています。「廊下を走るのなぜ?」と問いかけたとき、添付のワークシートにあるように「いそいでいるとき」という回答が多く挙がるのは、今の学校現場の多忙さを物語っています。
集団心理と同調行動
誰か一人が走っていると、「自分も走っていいんだ」「走らないと置いていかれる」という集団心理が働きます。特に「ほかのひとがはしっていた」 という理由は、子どもたちの行動規範が周囲の影響を強く受けていることを示しています。
教育現場で実践できる「廊下を走らない 解決 方法」の基本
廊下走行を減らすためには、「走らないで」という否定形の指示だけでなく、肯定的な行動変容を促すアプローチが必要です。ここでは基本となる解決方法を紹介します。
1. 視覚的な環境構造化(仕掛けづくり)
言葉での指導には限界があります。環境そのものを「歩きたくなる」「走れない」ように変える工夫が効果的です。
- センターラインと歩行帯: 廊下の中央に線を引く、あるいは右側通行の矢印を貼ることで、意識を足元に向けさせます。
- 障害物の設置: 安全に支障がない範囲で、長い直線区間に観葉植物や掲示板を置くなどして、視覚的な「区切り」を作ります。
- トリックアートや停止線: 曲がり角や教室の出入り口に「止まれ」の足型マークや、立体的に見える停止線を貼ることで、自然と足が止まるようにします。

2. 「否定形」から「肯定形」への言葉がけ変換
「走らない!」と怒鳴ることは、子どもに「走る」という単語を連想させ、逆効果になることがあります。
- ×「走らないで!」 → 〇「ゆっくり歩こうね」
- ×「静かにしなさい!」 → 〇「忍者のように音を立てずに歩こう」

具体的な行動を示す言葉がけが重要です。
3. 教師自身のモデリング
先生自身が忙しさのあまり、廊下を早歩きしたり走ったりしていませんか?
大人の背中を見て子どもは育ちます。教師こそが、余裕を持ってゆったりと歩く姿を見せることが、最も説得力のある「廊下を走らない 解決方法」です。
小学校 廊下を走らないようにする 方法と具体的な指導案
小学校では、発達段階に応じた論理的な指導と、児童自身が主体的に取り組む活動が有効です。
全校集会や学級活動での「問いかけ」
一方的にルールを押し付けるのではなく、なぜ廊下を走ってはいけないのかを考えさせます。
「ぶつかったらどうなる?」「怪我をさせたらどう思う?」と問いかけ、想像力を働かせます。ここで役立つのが、今回配布するワークシートです。「ろうかってどんなばしょ?」という問いに対し、「ひとがとおるばしょ」「ぶつかるとあぶないばしょ」といった認識を再確認させます。
タイムマネジメントの指導
「急いでいるから走る」という原因を取り除くため、時計を見て行動する習慣をつけさせます。「チャイムが鳴る前に席に着く」のではなく、「チャイムが鳴り終わるまでに準備を終える」など、余裕を持った行動目標を設定します。
相互監視ではなく相互支援の空気作り
「先生、○○くんが走ってた!」という告げ口文化ではなく、「ここは歩こうね」と互いに声を掛け合えるクラス作りを目指します。上級生が下級生の手を引いて歩くペア活動なども、小学校 廊下を走らないようにする 方法として非常に効果的です。
効果的な廊下歩行 取り組み:小学校での委員会活動や掲示物
児童会や委員会活動として取り組むことで、子どもたちの当事者意識が高まります。
廊下歩行推進委員会の発足
生活委員会などが中心となり、廊下歩行をチェックしたり、呼びかけたりする活動です。ただし、単なる取り締まり警察にならないよう注意が必要です。「歩いている人を褒める」活動に重点を置くのがポイントです。
「歩行名人」認定制度
廊下を上手に歩いている児童を見つけたら、委員会や教師から「歩行名人カード」やシールを渡します。クラス対抗で枚数を競うなど、ゲーム性を持たせることで、廊下歩行 取り組みが楽しいものに変わります。
掲示物の工夫:歩きたくなる廊下
廊下の壁面に、クイズや間違い探し、豆知識などの掲示物を貼ります。「走り抜ける」場所から「見ながら歩く」場所へと意味づけを変えるのです。
- 低い位置に掲示する(子どもの目線に合わせる)
- 続きが気になるようなストーリー性のある掲示にする
これにより、自然と歩くスピードが落ちます。
廊下 走らない 工夫 保育園・幼稚園での遊びを通じた指導
幼児期の子どもたちには、理屈よりも「イメージ」や「遊び」を通じた指導が響きます。
なりきり遊びの導入
「ろうかを あるこう」の指導において、何かのキャラクターや動物になりきる方法は鉄板です。
- 忍者修行: 「音を立てたら敵に見つかるぞ」という設定で、抜き足差し足で歩く練習をします。
- ペンギン歩き: 手を横につけて、ペタペタとゆっくり歩く真似をします。
- 卵運び: 手のひらに大切な卵(ピンポン玉やおもちゃ)が乗っていると想像させ、「落とさないようにそーっと運ぼう」と促します。

具体的な身体動作の指定
添付のワークシートの選択肢にもあるように、身体的な動作をルール化すると効果的です。
- 「てをむねにあててあるく」: 手を振って走る勢いを止めます。
- 「かべがわをあるく」: 空間を限定することでスピードを落とします。
- 「あしをちいさくうごかす」: ストライドを狭くすれば物理的に走れません。

視覚教材としての絵本や紙芝居
「廊下で走ってぶつかって痛かった」というストーリーの絵本や紙芝居を読み聞かせ、感情に訴えかけます。その後の話し合いで「どうすればよかったかな?」と考えさせる時間を設けます。これが保育園での廊下を走らないための工夫の基本スタンスです。
廊下歩行 取り組み 小学校でのPDCAサイクル
取り組みは「やりっぱなし」では効果が持続しません。PDCA(計画・実行・評価・改善)を回しましょう。
- 実態調査: 休み時間に定点カメラや目視で、どれくらいの子が走っているか調査する。
- 目標設定: 「今週は走る人をゼロにする」などの目標を立てる。
- 対策実行: ポスター掲示、声掛け運動などを行う。
- 振り返り: 再度調査を行い、結果を全校放送などで発表する。「みんなのおかげで歩く人が増えました」とフィードバックすることが重要です。
【無料DL】ワークシートを活用した「廊下を歩こう」指導の実践
今回、記事と合わせてご活用いただける「廊下を歩こう」ワークシート(全2ページ)をご用意しました。このワークシートは、子どもたちが自分自身の行動を振り返り、主体的に歩く方法を選択できるように設計されています。

ワークシートの構成と指導の流れ
1. 現状の認識(1ページ目)
まず、「ろうかってどんなばしょ?」 という問いから始めます。
- 「ひとがとおるばしょ」
「しずかにあるくばしょ」 - 「ぶつかるとあぶないばしょ」
これらにチェックを入れることで、廊下の機能を再定義します。
次に、走っている絵と歩いている絵を比較し、「どっちがあんぜん?」と問いかけます。視覚的に危険性を認識させることが狙いです。
2. 原因の自己分析(1ページ目〜2ページ目)
「どんなときにはしりたくなるかな?」という項目では、自分の心を振り返ります。
- 「たのしいとき」
- 「いそいでいるとき」
- 「ともだちをみつけたとき」
- 「やすみじかんのあと」
これらを選択させることで、教師は「いつ指導を強化すべきか(例:休み時間の終わり)」を把握することもできます。
3. 解決策の選択(2ページ目)
ここが最も重要なパートです。「はしらないためのほうほうをえらぼう」では、自分にできそうな具体的なアクションを選ばせます。
- 「ゆっくりあるく」
- 「てをむねにあててあるく」
- 「ゆかのせんをみてあるく」
- 「いっぽいっぽかぞえてあるく」
- 「ふかくいきをしてからあるく」
- 「せんせいのこえをきいてあるく」
子ども自身に選ばせることで、「やらされている」のではなく「自分で決めた」という責任感が生まれます。
4. 実践と振り返り(2ページ目)
「きょうのチャレレンジ」でその日の目標を宣言し、下校前などに「ふりかえり」 を行います。
- 「できた」
- 「すこしできた」
- 「むずかしかった」
- 正直に答えさせ、「むずかしかった」子には「明日はどうすればいいかな?」と寄り添うことが大切です。
導入のタイミング
- 学期はじめ: ルール確認として。
- 安全週間: 全校的な取り組みとして。
- 事故や怪我が起きた直後: 再発防止の指導として(当事者だけでなくクラス全体で)。
関連リンク
学校安全や生活指導に関する更なる情報は、以下のサイトも参考にしてください。
学校安全ポータルサイト(文部科学省・日本スポーツ振興センター)
※学校内での事故防止に関するデータや事例集が豊富に掲載されており、廊下歩行指導の根拠となるデータを探すのに役立ちます。
まとめ
「廊下を走らない 解決 方法」に特効薬はありませんが、環境・心理・指導の3方向からアプローチを続けることで、必ず状況は改善します。
- 環境: 歩きたくなる、走りにくい仕掛けを作る。
- 心理: ワークシートを使って、なぜ走ってはいけないのか、どうすれば歩けるのかを子ども自身に考えさせる。
- 指導: 肯定的な言葉がけと、教師自身のモデリングを徹底する。
今回ご紹介したワークシートは、子どもたちが「自分ごと」として廊下歩行を捉えるための強力なツールです。ぜひ印刷して、学級活動や道徳の時間、生活指導の場面で活用してください。
静かで安全な廊下は、落ち着いた学校生活の第一歩です。先生方の粘り強い指導の一助となれば幸いです。
SSTの教材をお探しの方はこちらがお勧めです
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座ってられない子への指導の工夫はこちらの記事にまとめています⇩
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