支援の工夫

特別支援教員の手当、調整額削減はおかしい|処遇改善と専門性の軽視を考える

2025年6月、文部科学省の「教員の処遇改善」に関する方針が大きな波紋を呼んでいます。公立学校の教員に支給されている教職調整額を4%から10%に引き上げる一方で、特別支援教育に携わる教員に支給されている「給料の調整額」を段階的に半減させると...
支援の工夫

先生も保護者も気になる「自立活動って、やらなきゃダメ?」

「自立活動って必ずやらなきゃいけないんですか?」これは、特別支援学級を担当する先生や、初めて特別支援学級にお子さんが在籍する保護者の方からよくいただく質問です。「国語や算数も大事だけど、自立活動って何をするの?」「普通学級では見かけないけど...
自立活動•SST

授業参観向け【自立活動 × ゲーム × 情緒】子ども向け「こころカルタ」で育つソーシャルスキル

「自立活動」の時間は、その子の未来を形作る大切な機会です。しかし、「どのようにすれば、子どもたちが心を開き、楽しみながら成長できるのか?」と悩むことも少なくないのではないでしょうか。私自身も、特別支援学級で多くの子どもたちと接する中で、この...
支援の工夫

特別支援学級の子はどんな子?「できない子」ですか。

「特別支援学級にいるからって、できない子どもだと思わないでほしい」「障害があるからって、人より劣っているわけじゃない。得意なこともある。貴方が知らないだけです。」「静かにしているからといって、心の中に思いがないわけじゃない」これは、私が現場...
実践アイデア集

特別支援学級と通常学級の“学級目標”はどう違う?|それぞれの目標に込められた願い

学級目標って、そのクラスでどんな1年を過ごしたいかを表す、大切な言葉ですよね。でも、「通常学級」と「特別支援学級」では、目標の立て方に違いがあるってご存知でしたか?この記事では、それぞれの学級目標が持つ特徴と、その背景にある考え方、そして特...
実践アイデア集

支援学級の学級目標に使える言葉100選【子どもの姿別】+実例30案つき

「今年の子どもたちに合った学級目標が思いつかない…」「毎年同じような言葉になってしまう…」そんな悩みを抱える支援学級の先生は多いのではないでしょうか。支援学級の子どもたちは、一人ひとりの発達段階や特性が多様だからこそ、学級目標は子どもたちの...
自立活動•SST

【SST・自立活動】簡単にできるカードゲーム「すきなのどっち」でコミュニケーション力を育てよう

「すきなのは、カレーとラーメン、どっち?」こんな、大人にとっては実に些細で何気ない問いかけが、子どもたちの心をふっと緩め、自分自身と向き合い、そして他者との対話へと導く確かな一歩となることを、私は特別支援学級での自立活動の実践を通して実感し...
保護者・連携

「学校行きたくない小学生」原因が見えない不登校の始まりに…親ができる3つの初期対応【第1回】

はじめに 〜不登校に立ち止まったとき、最初に読んでほしいこと〜ある日突然、朝起きられない。登校班の時間が近づいても準備をしない。熱もないのに「学校、行きたくない」と言う。「昨日まで普通に行ってたのに…どうしてうちの子が?」戸惑いや焦り、混乱...
支援の工夫

特別支援学級の個人懇談はいつがベスト?時期別のねらいと年間スケジュール例(2期制)

特別支援学級では、児童一人ひとりの実態に応じた支援計画や保護者との連携が欠かせません。その中でも大切な機会が「個人懇談」です。しかし、「いつ懇談を行うのが効果的なのか」「どんな内容を話すべきか」に悩む先生も多いのではないでしょうか。この記事...
保護者・連携

【登校しぶり支援学級教師の対応】不登校の子が学校に行くきっかけは、アジカンとポケポケ

ある晴れた朝、いつものように教室のドアが開きました。そこに現れたのは、普段は登校にためらいがちな、あの子。でも、その日の足取りは、いつになく軽やかで、どこかウキウキしているように見えました。「先生、昨日ポケポケでさ、○○出たんだよ!」その言...